イタリア旅行におすすめのSIMカード:SIM、eSIM、Wi-Fiのどれが最適?

日本人の海外旅行先として常に人気のあるイタリア。現地での地図アプリの利用、交通機関の確認、SNS投稿など、現地でもスムーズにインターネットを利用できる環境が欠かせません。しかし、「海外旅行ではSIMとWi-Fiのどっちを選ぶべき?」と迷っている方もいるでしょう。今回は、イタリア旅行でSIM、eSIM、Wi-Fiのどれが最適なのかを、それぞれのメリット・デメリットを交えながら詳しく解説します。旅行スタイルに合った最適な方法を選び、快適なイタリア旅行を楽しみましょう!

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イタリア旅行におすすめのSIMカード:SIM、eSIM、Wi-Fiのどれが最適

イタリアで日本のスマホは使えるのか?

イタリアでも、海外ローミング機能を使うことで、日本の通信キャリアで契約しているスマホを使ってインターネット接続ができます。

ただし、通信キャリアの海外ローミングは割高で、経済的とは言えません。 例えば、NTTドコモの海外ローミングサービスは、1日あたり2,980円(2025年2月現在)と、長期間の利用には割高になる可能性があります。

できるだけ安く利用したい場合は、イタリア旅行用のSIMカードやeSIM、レンタルWi-Fiを購入するのがおすすめです。

イタリアの通信キャリアは?

イタリアにはいくつか通信会社がありますが、以下の通信キャリアで観光客用のSIMが販売されています。

  • TIM (Telecom Italia):イタリア最大手の通信事業者であり、国営企業から民営化された経緯から、日本のNTTに類似したキャリアと言われています。イタリア全土で高いカバー率を誇り、地方でも安定した接続が可能です。

  • Wind Tre:Wind TelecomunicazioniとH3G S.p.A. (3 Italia) が2016年に合併して誕生した通信キャリアです。イタリア全土をカバーし、高速モバイルインターネットアクセスを提供しています。

イタリアでは物理SIM、eSIM、Wi-Fiのどれがおすすめ?

海外旅行中のインターネット接続には、物理SIM、eSIM、レンタルWi-Fiの3つの方法があります。中でも、手軽さを重視するなら物理SIMやeSIMがおすすめです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、旅行の用途や利用シーンに合わせて最適な方法を選びましょう。

イタリアで物理SIMカードを使うメリット・デメリット

イタリア旅行用の物理SIMカードはプリペイド(前払い)式が一般的なため、データ通信の使いすぎを防ぐことができます。 また、日本国内やイタリア現地の空港、通信キャリアの店舗などで購入できるため、旅行前に準備することも、現地で調達することも可能です。 さらに、レンタルWi-Fiのように端末の充電が不要である点も、大きなメリットといえます。

一方で、物理SIMカードのデメリットとして、SIMカードが非常に小さいため、入れ替え時に紛失や破損するリスクがあることが挙げられます。また、SIMロックが解除されていないスマートフォン(SIMフリー端末でないデバイス)では使用できないため、事前に端末の対応状況を確認しておくことが重要です。

メリット

デメリット

プリペイド式で使いすぎる心配がない

SIMフリー機種が必要

イタリア現地でも購入可能

SIMカードの紛失や破損のリスクがある

充電が必要な機器を持ち運ぶ必要がない

イタリアでeSIMを使うメリット・デメリット

eSIMの最大のメリットは、物理SIMカードが不要なため、紛失や破損の心配がないことです。さらに、海外旅行用のeSIMはプリペイド式で提供されることが多いため、データ通信の使いすぎを防ぐことができます。 物理SIMとは異なり、eSIMはオンラインで全ての手続きが完結するため、事前に設定を済ませておけば、現地到着後すぐにインターネットに接続できるのも大きな利点です。

一方、eSIMのデメリットとしては、まだ普及段階にあるため、対応機種が限られていることが挙げられます。購入前に、お使いのデバイスがeSIMに対応しているかどうかを必ず確認しましょう。 また、eSIMの多くはデータ通信専用で、音声通話付きのeSIMは限られているため、通話が必要な場合は別の方法を検討する必要があります。

メリット

デメリット

物理SIMの紛失や破損リスクがない

全ての機種がeSIMに対応していない

プリペイド式で使いすぎる心配がない

音声通話付きeSIMは少ない

現地到着後にすぐ開通可能

SIMフリー機種が必要

イタリアでレンタルWi-Fiを使うメリット・デメリット

レンタルWi-Fiの大きなメリットは、スマートフォンだけでなく、ノートパソコンやタブレットなど複数のデバイスを同時に接続できることです。特に、複数人でシェアすれば通信費を抑えられる可能性があり、コストパフォーマンスの面でも優れています。 また、設定がシンプルで操作が簡単なため、機械が苦手な方でも使いやすいのも利点です。

一方で、レンタルWi-Fiにはいくつかのデメリットもあります。 まず、万が一紛失や破損した場合、弁償費用が発生するリスクがあります。また、海外旅行では荷物が多くなりがちなため、ルーターを持ち歩くことが負担になる場合も。 さらに、レンタル時には端末の受け取りや返却の手続きが必要となるため、手間がかかる点も考慮すべきポイントです。

イタリアの空港や街中ではフリーWi-Fiを利用できる場所もありますが、セキュリティ面でのリスクが伴います。パスワードの漏洩やクレジットカード情報の盗難などの危険性があるため、フリーWi-Fiの使用はできるだけ避け、SIMカードやレンタルWi-Fiなど安全な通信環境を確保することをおすすめします。

メリット

デメリット

複数のデバイスに接続可能

持ち運びに不便

設定が簡単

紛失や破損の場合には弁償のリスクがある

複数人で共有するとお得

受取りや返却の手間がある

イタリア旅行用のSIMカードを購入する方法

ここからは、具体的にイタリア旅行用のSIMやeSIM、レンタルWi-Fiの購入方法をご紹介します。

イタリア旅行の物理SIMカードの購入・使用方法

イタリア旅行用の物理SIMカードは、日本国内またはイタリア現地の両方で購入可能です。以下の手順に沿って、スムーズに利用できるよう準備しましょう。

  1. イタリアで使うスマホがSIMフリー端末かどうかを確認する:イタリアで使用するスマホがSIMフリー端末であるかを事前に確認しましょう。SIMロックがかかっている場合は、渡航前に契約している通信業者にSIMロック解除を依頼してください。

  2. イタリア旅行用のSIMカードを日本またはイタリア現地で購入する:日本国内またはイタリア現地でSIMカードを購入しましょう。日本で購入する場合は、Amazonや楽天などのオンラインショップで、イタリア現地で購入する場合は、空港や市内の通信キャリア店舗で旅行者向けのSIMカードを購入しましょう。

  3. SIMカードを入れ替える:スマホの電源を切った上で、SIMトレイを開けて旅行用のSIMを挿入します。

  4. APN設定をする:SIMカードの入れ替えができたら、購入したSIMカードに添付されている手順書に沿ってAPN(アクセスポイント名)設定をします。

イタリア旅行のeSIMの購入・使用方法

eSIMを利用すれば、日本国内にいる間にeSIMプロバイダーからデータパックを購入し、出国前にインストールしておくことで、イタリア到着後すぐに快適なインターネット環境を確保できます。ここでは、eSIMプロバイダー「Saily」 を例に、使用方法をご紹介します。

  1. イタリアで使うスマホがeSIM対応機種かどうかを確認する:eSIMを利用するには、利用端末がeSIM対応機種であるかを確認する必要があります。

  2. イタリアのeSIMデータプランを選んで購入する:お好みのデータプランを選択します。Sailyでは、1GBから購入できます。

  3. アプリをダウンロードしてeSIMを設定する:アプリの指示に従って、スマホにeSIMを設定します。

  4. 目的地に到着後、自動で有効化:イタリアに到着すると、スマートフォンのeSIMが自動的に有効化され、すぐにインターネットを利用できるようになります。

日本に帰国後は、eSIMから日本のキャリアの物理SIMへ切り替えれば、すぐに普段のSIMの利用を再開できます。

イタリア旅行のWi-Fiの購入・使用方法

Wi-Fiレンタルは、日本国内の空港または事前に宅配で自宅で受け取ることができます。使用方法は以下の通りです。

  1. 希望に沿った料金プランを購入する:利用日数、希望データ容量からプランを選択できます。

  2. イタリアに到着後、Wi-Fiルーターの電源を入れる:Wi-Fi接続は必ず現地に到着してから行いましょう。ルーターの電源を入れると、自動で現地の通信ネットワークに接続されます。

  3. SSIDを選択して、パスワードを入力して接続する:スマートフォンやタブレットなどのWi-Fi設定画面で、レンタル事業者から提供されたSSID(ネットワーク名)を選択し、パスワードを入力するとインターネットに接続できます。

イタリアのSIMやeSIMの料金はいくら?  

実際に、イタリア現地で購入できるSIMやeSIMの料金はいくらくらいなのでしょうか?冒頭でご紹介したイタリアの通信キャリアのTIMとWind Treの観光客用のSIMカードの値段を調べてみました。

TIM

値段

14.99ユーロ

データ容量

200G (5G)

利用期間

30日間

音声通話

あり
国内通話:無制限
国際通話:100分間(58カ国)

Wind Tre

値段

24.99ユーロ

データ容量

100G (5G)

利用期間

30日間

音声通話

あり
国内通話:無制限
国際通話:100分間(53カ国)

利用条件

購入は外国籍でイタリアの納税者番号を持っていない人に限る

(2025年2月現在)

両社とも観光向けのeSIMの販売はしておらず、プリペイド式のSIMカードのみの販売です。

観光向けのSIMカードは小容量のデータプランがなく、選択肢が限られているため、短期滞在の場合は割高に感じることがあるかもしれません。一方で、オンラインで契約できるeSIMプロバイダーなら、必要なデータ通信量や利用日数を自由に選択できるため、より柔軟でコストパフォーマンスの良い利用が可能です。

例えば、Sailyのならイタリア旅行向けのeSIMを最短7日間、3.99ドルから利用できるため、短期滞在でも無駄なく、コストを抑えながら快適にインターネットを利用できます。

イタリアでeSIMを使う際に気をつけるポイント

イタリア旅行でeSIMを利用する計画のある方は、次の2つのポイントに注意しましょう。

  • eSIM対応機種か確認する:eSIM対応のスマホは普及しつつありますが、全ての機種がeSIM対応ではありません。eSIMを契約する前に、必ず利用予定のスマホがeSIM対応かどうか確認してから購入するようにしましょう。

  • SIMフリー機種か確認する:海外用eSIMを利用する場合、利用予定のスマホがSIMフリー端末である必要があります。万が一、SIMロックがかかっていると、特定の通信キャリアにしか接続できず、eSIMを利用できません。SIMロックがかかっている場合は、通信キャリアで解除が必要です。

  • eSIMを日本で事前にインストールしておく:イタリアに到着してからeSIMをインストールすると、Wi-Fi環境がないと通信できず、設定に手間取る可能性があります。 そのため、日本国内でeSIMの購入・インストールを済ませ、現地到着後すぐに使える状態にしておくのがおすすめです。SailyのeSIMなら、イタリア到着後すぐにインターネット接続が可能です!事前にインストールしておけば、イタリア到着の瞬間からスムーズにインターネットを利用できます。 さらに、設定方法もシンプルで簡単! 旅行や出張中もストレスなく、快適な通信環境を楽しめます。

イタリア旅行に物理SIMよりeSIMを選ぶべき理由 

これまでご紹介したように、イタリア旅行には物理SIMよりもeSIMの方が圧倒的に便利です。eSIMなら、物理SIMやポケットWi-Fiのように端末やカードの受け取りが不要で、すべてオンラインで完結する手軽さが魅力。現地でデータ容量が不足しても、オンラインで簡単に追加購入できるため、いつでも安心して使えます。

さらに、eSIMはSIMカードの紛失や破損のリスクがなく、セキュリティ面でも優れた選択肢です。特に、SailyのeSIMなら、日本出国前にインストールしておけば、イタリア到着後は数クリックでインターネットに接続可能!

これまで物理SIMやレンタルWi-Fiしか使ったことがない方も、次回のイタリア旅行ではeSIMを試してみませんか?Sailyなら、お得かつ快適にインターネットを利用できます。

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よくある質問

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    Nozomi Nishimura

    元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。