韓国でおすすめのSIMカード:知っておくべき情報と選び方

近年、韓流ドラマやK-POPなどの影響もあり、女性を中心に多くの日本人が韓国を訪れています。一般的に韓国でインターネットを使用する方法としては、物理的なSIMカードが知られていますが、他にも国際ローミング、公衆Wi-Fi、ポケットWi-Fi、eSIMなど様々な方法があります。今回は、韓国旅行でインターネットを利用する際におすすめのSIMカードをはじめ、様々な通信手段について紹介します。

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韓国でおすすめのSIMカード:知っておくべき情報と選び方

韓国でおすすめのSIMカードは? 

韓国は日本から最も近い海外旅行先の一つで、最近の韓国ブームの影響もあり、多くの日本人が旅行しています。他の海外旅行先と同様に、韓国でも現地到着後には、空港からホテルまでの移動方法や、行きたいお店までの道のりを地図アプリでチェックするなど、インターネットの利用が必要不可欠です。現地でインターネットを利用するための最も一般的な方法としては、プリペイド式の物理的なSIMカードの利用が知られています。SIMカードとは、Subscriber Identity Moduleの略称で、携帯電話やスマートフォンで通信ネットワークに接続するための小さなチップです。スマホに挿入することで電話番号や契約者の情報を保存し、通話やインターネット通信ができます。さて、韓国では、どのような種類のSIMカードが人気でしょうか。以下では、韓国旅行する際におすすめのSIMカードを紹介します。

名称

タイプ

データ量

通話

価格

有効期限

SK Telecom

物理SIM

無制限

韓国内の音声通話/SMSの受信は無料。発信は別途チャージが必要

18,000ウォン

3日間(72時間)

SK Telecom

物理SIM

無制限

韓国内の音声通話/SMSの受信は無料。発信は別途チャージが必要

107,000ウォン

60日間(1,440時間)

KT SIM

物理SIM

無制限

韓国内の音声通話/SMSの受信は無料。発信は別途チャージが必要

18,000ウォン

3日間(72時間)

KT SIM

物理SIM

無制限

韓国内の音声通話/SMSの受信は無料。発信は別途チャージが必要

107,200ウォン

60日間(1,440時間)

LG U+
韓国SIMカード

物理SIM

無制限

韓国内の音声通話/SMSの受信は無料。発信は別途チャージが必要

18,000ウォン

3日間(72時間)

LG U+
韓国SIMカード

物理SIM

無制限

韓国内の音声通話/SMSの受信は無料。発信は別途チャージが必要

130,000ウォン

60日間(1,440時間)

韓国のSIMカードはどこで購入できますか?

韓国には様々な種類のSIMカードがあることがわかりました。しかし、韓国旅行の際、どこでSIMカードを購入できるでしょうか。以下では、韓国のSIMカードを購入できる場所を紹介するとともに、それぞれの場所や購入方法によるメリットとデメリットを説明します。

日本で韓国のSIMカードを購入 

日本国内でも韓国のSIMカードを簡単に購入できます。日本で購入する方法としては、各通信キャリアのウェブサイトから購入する方法と、Amazonなどのオンラインショッピングサイトで購入する方法があります。各通信キャリアのウェブサイトから購入する場合、商品によっては、事前に予約しておいて現地到着後に空港内のカウンターなどで受け取ったり、宅配で受け取ることもできます。ただし、購入には、各通信キャリアのウェブサイトへの会員登録が必要で、現地で受け取る場合の氏名はパスポートと同じ表記で入力する必要があります。

また、日本国内のAmazonなどのオンラインショッピングサイトでも購入可能で、その場合は郵送による自宅での受け取りが可能です。しかし、オンラインで簡単にSIMカードを購入できる反面、現地到着後に実際に使用できるかどうかは懸念点です。さらにAmazonのようなサイトでは、数多くの韓国向けSIMカードが販売されているため、滞在日数やデータ容量を考慮して慎重に選ぶ必要があります。さらに、韓国ではお店の予約などに韓国の電話番号が必要な場合が多いため、電話番号が付与されないデータ通信のみのプランを選ぶと不便な場合があるかもしれません。Amazonでは、電話番号が付与されないデータ通信のみのプランしか購入できませんので注意が必要です。

韓国現地でSIMカードを購入 

韓国に到着後、国際線が発着する空港や港にある各通信キャリアの販売店で、すぐにプリペイド式の物理SIMカードを購入できます。しかし、早朝や深夜に現地到着した場合、販売店が閉まっていることがあるほか、街中と比べて価格が高い傾向があります。

また、韓国向けSIMカードは街中の販売店や、セブンイレブン、CU、GS25などのコンビニエンスストアでも購入できます。空港の販売店では日本語が通じる場合がありますが、コンビニでは販売しているプランが限定的だったり、韓国語がわからないと誤って目的とは異なるプランを購入してしまったり、自分で設定しなければいけない場合があります。

街中の販売店では、スタッフが設定してくれたり、日本語が通じる場合もありますが、異国の地でインターネットが利用できない状態でお店を探し出すのは、慣れていない人にとっては大きな負担です。なお、空港や街中を問わず、現地の販売店で購入する際には、パスポートの提出と、場合によっては自宅住所の登録が必要になるなど、一定の手間がかかります。

物理SIMカードを韓国で使う方法

ここでは、韓国旅行の際、現地でのSIMカードの使用方法について解説します。

スマートフォンのSIMロック解除を確認 

韓国をはじめ、海外旅行先でSIMカードを使用するためには、SIMロック解除されているSIMフリーのスマートフォンが必要になります。iPhoneの場合、iOS14以降を搭載した機種であれば、ホーム画面の「設定」からSIMロック解除の有無を確認できます。また、iPhoneの場合、2015年5月以降に発売された機種はSIMロックが解除できます。以下は、iPhoneでSIMロックの状態を確認する方法です。

  1. スマートフォンの「設定」を開きます

  2. 「一般」をタップします

    スマートフォンがSIMロック解除されているか確認する: ステップ2
  3. 「情報」を開きます

    スマートフォンがSIMロック解除されているか確認する: ステップ3
  4. 画面下部の「SIMロック」の項目で、SIMロックが解除されているかどうか確認できます。

    スマートフォンがSIMロック解除されているか確認する: ステップ4

Android端末での確認方法は以下の通りです。

  1. スマートフォンの「設定」を開きます

  2. 「デバイス情報」をタップします

  3. 「SIMカードステータス」をタップするとSIMロックされているかどうかを確認できます

SIMロックがかかっている場合にロック解除する方法 

スマートフォンのSIMロックが解除されていない場合、韓国向けSIMカードを使用するためには、ロックを解除する必要があります。まず、手数料がかかりますが、お使いの通信キャリアの店舗でSIMロック解除の手続きをする、もしくは電話で申し込む方法があります。一方、通信キャリアのウェブサイトから申し込めば、手数料はかかりませんが、各端末を識別するIMEI番号等を自分で調べるなど、ある程度の専門的な知識と労力が必要です。当然ですが、これらのSIMロックを解除する方法は、通信キャリアと回線契約を結んでおり、SIMロック解除の条件を満たした端末のみが申し込み可能です。以下は、通信キャリアのウェブサイトからSIMロック解除を申し込む方法となります。

  1. 「設定」>「一般」>「情報」と進んで、お使いのスマホの「IMEI番号」を確認します。

  2. 各通信キャリアのマイページにアクセスします。

  3. スマホの「IMEI番号」を入力し、SIMロック解除を申し込みます。

  4. 端末でSIMロック解除の指示に従い、操作して手続きを完了します。

SIMカードの交換方法 

SIMロックが解錠されたら、SIMカードを交換し、画面の指示に従いアクティベートしてインターネットに接続します。

以下は、SIMカードの交換手順です。 

  1. 購入した韓国向けSIMカードを台紙から切り離します。

  2. スマホの電源をオフにします。

  3. SIMピンを使ってスマホの側面にあるSIMカードのトレイを引き出します。

  4. 古いSIMカードと新しいSIMカードを入れ替え、SIMカードのトレイを閉じます。

  5. スマホの電源をオンにし、SIMカードをアクティベート(有効化)します。

APNの設定(※機種によって必要)

APNとは、アクセスポイント名のことです。スマホでインターネットを使用するためには、APNを経由し、インターネット回線を認識させる必要があります。一般的に、iPhoneで韓国のSIMカードや韓国の大手通信会社(SK Telecom、KT、LG U+)を利用する場合、APNは自動で設定されます。しかし、Android端末や海外のSIMカードを使用する場合は、最初にAPNの設定が必要となります。以下に、スマホでのAPN設定方法を説明します。

  1. スマホに新しいSIMカードを挿入します。

  2. 「設定」>「ネットワークとインターネット」または「接続」を選択します。

  3. モバイルネットワークをタップし、「APN」を選択します。

  4. Android端末のみ、APN構成プロファイルをダウンロードします。

  5. アクセスポイント名を選択します。

  6. 新しいAPNを追加し、必要な情報を入力後、保存または完了をタップします。

  7. 設定した新しいAPNが一覧に表示されたら選択します。

  8. モバイルデータを有効にしてインターネット接続を試し、無事にインターネットが利用できれば完了です。

このAPN設定ですが、韓国の現地の販売店などでSIMカードを購入すると、多くの場合、店舗スタッフが設定してくれます。なお、APNの設定方法は、通信キャリア毎に異なるため、手動で設定しなければならない場合は、上記の手順や付属の説明書、公式ウェブサイトを参考に設定しましょう。

韓国のSIMカードに替わるものはありますか? 

これまで、韓国旅行の際に現地でインターネットを利用する方法として、主に物理的なSIMカードについて解説してきました。以下では、SIMカード以外のオプションを紹介します。

国際データローミング 

最近では日本でも、国際データローミングサービスを提供している通信キャリアが増えています。国際データローミングとは、海外滞在中に自国で契約している通信キャリアが提携している現地の通信キャリアのネットワークを利用してインターネット通信ができるサービスです。国際データローミングを使用することで、海外旅行や出張中でも日本の電話番号を現地でもそのまま使用できるため、緊急時などにすぐに連絡が取れます。国際データローミングをオンにするだけで簡単にインターネットが利用できますが、その反面、インターネットの速度や安定性が悪くなる場合があります。また、提携していない現地の通信キャリアのネットワークに自動接続されたまま使用し続けた場合、高額な料金が請求される可能性があります。

公共Wi-Fi  

韓国では、カフェや駅などの多くの場所で公共Wi-Fiが利用できますが、現状では主に都市部など提供場所が限られています。また、公共Wi-Fiには無料版と有料版があり、どちらも接続時間やデータ量に制限が設けられていることが多くあります。そのため、長時間使用すると速度制限がかかり、接続が切れてしまうことがあり不便です。さらに、公共Wi-Fiは不特定多数の人が利用するため、たとえ有料版であってもセキュリティが十分でない場合が多く、利用することで個人情報が盗まれるリスクが伴います。

ポケットWi-Fi 

韓国旅行の際、ポケットWi-Fiのレンタルは一定の人気があります。ポケットWi-Fiとは、持ち運び可能な小型のWi-Fiルーターです。ポケットWi-Fiは、モバイルデータを使って複数のデバイスを同時にインターネットに接続できるため、複数人での旅行には便利な選択肢と言えます。事前にインターネットで予約して自宅へ配送してもらったり、空港で受け取ったりする方法のほか、在庫があれば空港の店舗で直接レンタルすることも可能です。しかし、レンタルの場合、あらかじめ決められた日程しか利用できないことが多く柔軟性に欠けます。また、常にバッテリー残量を気にしながら、肌身離さず持ち歩かなければいけないという点もデメリットです。さらに、契約したプランや機種によっては、1日に使用可能なデータ通信量を超過すると速度制限がかかり、複数のデバイスを接続することで通信速度が低下する可能性もあります。このような点を考慮すると、韓国旅行の際にポケットWi-Fiが本当に便利かと聞かれた場合、必ずしもそうとは言い切れません。

韓国で使用できるSIMカードとeSIMの比較

利便性の高い通信方法として、近年、利用者が急増しているeSIMはどうでしょうか。韓国で使用できるSIMカードとeSIMを比較してみましょう。

韓国旅行の際、現地での通信方法として、eSIMは賢い選択肢です。eSIMはスマホ内蔵型SIMであるため、物理SIMカードのような破損や紛失のリスクがなく、購入・設定もすべてオンライン上で完結できる高い利便性が特徴です。現在、数多くの通信キャリアがeSIMサービスの提供を開始していますが、特にSailyは注目すべきプロバイダーです。Sailyは、韓国向けのeSIMをはじめ、世界200以上の国や地域で利用可能で、1GBからのプランを提供しており、スマホにアプリをダウンロードするだけで気軽に利用できます。また、VPN業界の大手ブランドNordVPNを提供しているNord Securityが開発、運営しているため、他社と比べても非常に強固なセキュリティ対策を講じており、安心して利用できます。

しかし、eSIMにもデメリットがあります。eSIMは比較的新しいサービスであるため、韓国でeSIMを使用するにはeSIM対応スマホが必要です。とはいえ、ここ2、3年で発売されたスマホのほとんどはeSIMに対応しており、よほど古い機種でない限りは問題ないでしょう。なお、iPhoneではApp Store、Androidの場合はGoogle PlayからSailyのeSIMアプリをダウンロードできます。

今回は、韓国旅行におすすめのSIMカードを中心としたインターネット利用方法を紹介しました。韓国でスマホを使ったインターネット通信方法としては、SIMカード、公共Wi-Fi、国際データローミング、ポケットWi-Fi、eSIMがあり、これまで最も一般的な選択肢はSIMカードでした。お使いのスマホに韓国のSIMカードを挿入するだけで、現地のインターネット回線に接続でき、すぐにインターネットが利用できるからです。しかし、SIMカードには故障や紛失のリスク、設定の手間などがあり、それが多くの旅行者の悩みの種でした。eSIMはこれらの問題を解決し、現地に到着後すぐにインターネットを利用できるようになりました。このように、eSIMは物理的なSIMカードよりも便利で手軽、かつ柔軟性があり、韓国旅行の際には非常におすすめの通信方法と言えるでしょう。

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    saily blog author nozomi nishimurae
    Nozomi Nishimura

    元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。