シンガポール旅行におすすめのSIMカードを徹底比較
シンガポール旅行の際に気になるのは現地でのインターネット事情。シンガポールでインターネットを利用するには物理的なSIMカード、eSIM、Wi-Fiルーター、データローミングなどがありますが、中でもSIMカードは手軽にインターネットを利用するには欠かせないアイテムです。この記事では、シンガポール旅行でインターネットを使用するためにさまざまな選択肢を比較しつつ、シンガポールで使えるおすすめのSIMカードを紹介します。

目次
シンガポールでおすすめのSIMカードキャリアは?
旅行や出張でシンガポールを訪れる際、レストラン探しやホテルまでの道順を調べるなど、現地でのインターネット利用は必要不可欠です。シンガポールにはいくつかの通信会社がありますが、その中でも以下の3つのSIMカードキャリアがおすすめです。
SingTel:SingTel(シンガポールテレコム)は、140年以上の歴史を持ち、世界中に6億7500万人以上のモバイルユーザーを抱えるアジア最大級の通信会社です。SingTelでは、ポストペイド式とプリペイド式の2種類のSIMカードを提供しています。通信範囲はシンガポールほぼ全域をカバーしています。空港や街中などでも購入でき、多くの日本人駐在員も利用しています。
StarHub:StarHub(スターハブ)は、1998年に設立されたシンガポールの大手通信会社のひとつです。データ通信、音声通話、SMS付きのシンガポール旅行者向けSIMカードプランを提供しており、チャンギ国際空港やセブンイレブンなどのコンビニでも購入可能です。他の通信会社と同様、StarHubでは3G、4G、5G接続を提供しており、シンガポール全土で通信可能です。
M1:M1は、1998年に設立されたシンガポールの大手通信会社のひとつで、200万人以上が利用しています。6種類のツーリストSIMと2種類のプリペイドローミングパックを提供しています。また、日本語対応のサービスが充実しており、日本語で問い合わせができるのは大きなメリットです。通信可能範囲は他の競合他社に劣りますが、シンガポール国内であれば特に問題なく4Gが利用できます。
上記のシンガポールで使える物理的なSIMカードは、現地購入だけでなく、日本でもオンラインで購入できます。
また、多くの海外SIMカード会社は、シンガポールで提携している通信会社の回線を利用してインターネット接続を提供しています。ただし、注意点として、海外のSIMカードを利用するには、SIMロックが解除されたSIMフリーのスマートフォンが必要です。海外旅行や出張で現地のSIMカードを利用する場合、事前にスマートフォンのSIMロックを解除しておくことをおすすめします。
さらに、最近シンガポールを訪れる多くの観光客に人気なのがスマホ内蔵型SIM であるeSIM(Embedded-SIM)です。eSIMは、物理的なSIMカードのようにスマホで入れ替えに伴う故障や紛失するリスクがなく、事前に日本で購入して設定しておけば、シンガポール到着後にすぐ使用できるため、近年利用者が急増しています。
シンガポール旅行では、物理SIM、eSIM、Wi-Fiルーターのどれを選ぶべきか?
シンガポールへ旅行の際に、物理的なSIMカード、eSIM、WI-FIルーターなど、現地でインターネットを利用する方法はいくつかあります。海外旅行でSIMまたはWi-Fiのどっちを利用すべきか迷っている方に向けて、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
シンガポールで物理SIMカードを使うメリットとデメリットシンガポール旅行で通信手段を確保する際に、選択肢のひとつとして考えられるのが物理SIMカードです。物理SIMカードのメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
現地の電話番号が使用できる | 紛失や破損のリスクがある |
現地のお得なプランが利用できる | SIMフリーのスマホが必要 |
販売店のスタッフが設定してくれることが多い | 無制限や大容量プラン以外は、常に残りのデータ量を気にしなければならない |
SIMカードのサイズ次第で数多くのスマホの機種で利用できる | 事前に日本で購入した場合、現地に到着するまで正常に機能するかどうかわからない |
現地でスマホが故障した場合、予備のスマホに入れ替えできる | スマホに購入したSIMカードのサイズが合わない場合がある |
シンガポールでeSIMカードを使うメリットとデメリット
シンガポール旅行で通信回線を確保する方法として、最近注目を集めているのがeSIMです。eSIMをシンガポールで使う場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
アプリからいつでも購入可能なので店舗に出向く必要がない | 全ての機種で利用できるわけではない |
SIMカードを入れ替えする手間がない | SIMカードのように複数のデバイス間で入れ替えできない |
紛失や破損のリスクがない | 自分で最初のアクティベートをしなければならない |
渡航前に購入してスマホで設定すれば、到着後すぐインターネットを利用できる | ほとんどのeSIMサービスで電話番号は提供されない |
自由にプランを選んで購入できる | |
アプリから即座にデータ容量をチャージできる | |
スマホの機種によっては、1台のデバイスに複数のeSIMがインストールできるので、国や用途によって簡単に切り替えが可能 |
シンガポールでWiFiルーターを使うメリットとデメリット
シンガポール旅行では、スマホやタブレット、パソコンなど複数のデバイスでインターネットの利用を考えている方もいるでしょう。そんな時に検討候補となるのがWiFiルーターです。日本からレンタルして持って行く方法や、現地で調達する方法などがありますが、まずは一般的なメリットとデメリットを把握しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
複数のデバイスで利用可能なので同行者と共有できる | 荷物になる |
SIMフリーではないスマホでも使用できる | 外出中は常にバッテリーを気にしなければならない |
データ通信のセキュリティをある程度確保できる | 郵送や空港での受け渡しや返却が面倒 |
プランなどでデータ量に制限されている場合、残量を常に注意しなければならない | |
SIMカードやeSIMと比べると費用が高い | |
レンタルWi-Fiルーターの返却期限に遅れた場合、延滞料金がかかる | |
紛失や盗難時の対応が面倒 |
シンガポールの街中では、至る所でフリーWi-Fiが利用できるので、Wi-Fiルーターは必要ないと考える方もいるかもしれません。しかし、場所によって電波が不安定だったり、セキュリティ面で不安があったりする場合があります。移動中にスムーズな通信が必要なときや、パスワードを入力する機会が多い方は、別の手段を用意しておくと安心です。
シンガポールでスマホやSIMカードは使えますか?
最近は日本国内でもSIMフリースマホが増えていますが、SIMフリー端末をお持ちなら、現地で購入したSIMカードを入れ替えることでシンガポールの通信回線が利用できます。
お使いのスマホがSIMロックされている場合は、契約中の通信会社にSIMロック解除が可能かどうか問い合わせてみましょう。もし解除できれば、iPhoneやAndroidなど機種を問わず、シンガポール旅行でSIMカードを使えるようになります。
シンガポールの物理的なSIMカードとeSIMの値段は?
ここでは、シンガポールで使用できる物理的なSIMカードとeSIMの料金について解説します。
シンガポールで購入できる物理的なSIMカードの価格は、5~60シンガポールドル(約575~6900円)と幅があります。各通信キャリアはさまざまなプランを提供していますが、これらはデータ通信、音声通話(国内、国際)、SMSの使用可能な量によって価格が異なります。また、SingTelのhi! Touristという旅行者向けプランでは、シンガポール国内のデータ通信とは別途にオーストラリア、マレーシア、タイでの3~10GBのデータローミングが付与されているなど、シンガポール以外の国でのローミングサービスを提供している通信キャリアもあります。
一方で、eSIMはオンラインで購入でき、すぐに使用できる点が最大のメリットです。また、多くの場合、各国ごとのプランや特定のエリアで使用可能なプランが提供されています。データ量は1GBから購入可能で、使用日数も7~30日と短期滞在者に適した仕様です。
中でも最近注目を集めているのが、eSIMサービスの「Saily(セイリー)」です。Sailyは、eSIM業界の中でも非常に幅広い対応国を誇り、190以上の国や地域で利用可能なサービスを提供しています。また、わずか1GBから購入できるため、数日間の短期出張や旅行者にとって最適な選択肢です。以下にシンガポール旅行におすすめのSailyデータプランを紹介します。
1GB(7日間):3.99USドル(約598円)
3GB(30日間):6.99USドル(約1048円)
5GB(30日間):9.99USドル(約1498円)
10GB(30日間):15.99USドル(約2398円)
20GB(30日間):22.99USドル(約3448円)
さらに、Sailyでは、世界180ヶ国以上で利用可能なプランや、アジアに対応したeSIMプランも提供されています。シンガポールだけでなく、タイ、マレーシア、インドネシアなどの周辺国を周遊する旅行や出張の際には、それぞれの国でSIMカードを購入する必要がありません。スマホにアプリをダウンロードして事前に購入しておけば、到着後すぐに利用可能です。
シンガポールでSIMカードはどこで買えるのか?
シンガポールでは、物理SIMカードとeSIMの両方を利用できます。ここでは、それぞれのSIMカードをどこで入手できるのかをご紹介します。
シンガポール旅行時に物理SIMカードはどこで購入できるのか?
SIMカードを入手できる場所は、大きく以下の4つです。旅行の日程や契約内容の希望に合わせて、自分に合ったサービスを選びましょう。
空港:チャンギ国際空港の各ターミナル到着ロビーには、大手通信キャリアの販売店があります。スタッフが設定を手伝ってくれることが多いので、到着後すぐに使い始めたい方には便利です。ただし、街中と比べると価格はやや割高になります。
販売店:街中にある通信キャリアの販売店でも、SIMカードを購入できます。空港よりも価格が安めで、スタッフが設定をしてくれるので安心です。ただし、販売店を探して実際に足を運ぶ必要があります。
コンビニエンスストア:セブンイレブンなど、街中のコンビニでも、大手通信キャリアのSIMカードが購入できます。空港より安価に購入できる場合が多い反面、基本的には自分で設定する必要があります。もしトラブルが起きた場合にも、原則として自力で対処しなければいけません。
インターネット:日本国内からでもAmazonなどを利用して、シンガポール向けのSIMカードを注文できます。事前に手元にSIMカードを用意できるのは便利ですが、設定を自分で行わなければならないのと、実際に利用できるかどうかは現地に行ってみないとわからないというリスクがあります。
シンガポール旅行時にeSIMカードはどこで購入できるのか?
eSIMは、eSIMサービスプロバイダーのウェブサイトやアプリなどで購入できます。シンガポールへ出発する前にオンラインでeSIMを購入しておけば、現地到着後すぐにインターネットを使用できるため、空港からホテルへ移動する際も困ることもないでしょう。これまで物理的なSIMカードを入手するためには、販売店を探したり、外国人のスタッフと日本語以外でのやりとりが必要になるなど、一定数の手間がかかりましたが、eSIMを使用することでその手間と時間を大幅に節約できます。
シンガポール旅行で最適なSIMプロバイダーを選ぶポイント
シンガポールで快適な旅行を楽しむために、物理SIMカードかeSIMのどちらを選ぶか、そしてどのプロバイダーを利用するかを考える際、以下のポイントを押さえておきましょう。
旅行期間・利用シーン:短期旅行なら日数に合わせたプリペイドプラン、長期ならデータ容量が多めのプランがおすすめ。SNS中心なのか、動画視聴やビデオ通話を多用するかで必要な通信量は大きく変わります。
物理SIMまたはeSIM:上記で紹介した物理SIMとeSIMのメリット・デメリットを見比べて自分に合った方を選びましょう。
通信キャリアと対応エリア:シンガポール大手の通信キャリアを選べば都市部は概ね安定した通信を期待できますが、地下やビル内など電波が弱い場合もあるので、口コミやレビューを参考にしましょう。
購入方法:自分のニーズに合わせて購入方法を選びましょう。渡航前にプランをしっかり比較して、到着後すぐに使い始めたい方は、オンライン購入がおすすめです。一方、豊富なプランの中から選びながら、設定時にサポートを受けたい方は、シンガポールに到着してから購入すると安心です。
サポート体制と追加オプション:日本語サポートの有無や、データ追加のしやすさ、国際ローミングなどのオプションも確認しましょう。トラブルが発生しても迅速に対応してもらえるかどうかは、現地での安心感につながります。
また、シンガポールでより安全にネット環境を確保したい方は、Sailyがおすすめです。
通信データの暗号化やウェブサイトの保護など、安心して使えるセキュリティ機能が豊富に揃っています。万一トラブルが起きても、年中無休で対応するカスタマーサポートが頼りになるため、海外eSIMが初めての方でも安心です。
シンガポール旅行で物理SIMではなくeSIMを選ぶべき理由とは?
最後にシンガポール旅行では、なぜ物理的なSIMカードではなく、eSIMを選ぶべきなのかについて言及します。
シンガポール旅行でより充実した滞在を望むなら、インターネットの利用が欠かせません。物理SIMカードは現地の電話番号を使えて大容量データにも対応していますが、購入時の手間と時間がかかるのが難点です。
一方、eSIMならスマホから気軽に購入・設定でき、到着後すぐにネットが使えます。とくにSailyは、世界190以上の国や地域で利用できるため、シンガポール行きの経由地となる中国を含む、幅広い地域で利用できるeSIMプランを提供しています。通信制限のある中国でも使えるため、中国での利用におすすめのSIMとしても注目されています。
また、シンガポールは国土が小さく、多くの観光客が短期滞在のため、大容量プランを契約するよりも、リーズナブルに利用できるeSIMが向いています。ホテルやレストランではフリーWi-Fiを活用し、足りない場合はSailyでデータを追加購入すれば、通信費を最小限に抑えられます。シンガポール旅行の通信手段として、ぜひSailyのeSIMを検討しましょう。
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元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。