中国旅行におすすめのSIMカード:物理SIMよりeSIMを選ぶべき理由

中国への旅行を計画している際に、「中国旅行におすすめのSIMカードとは?」「海外旅行にはSIMとWi-Fiのどっちが便利なのか?」といった疑問が出てくることがあるでしょう。本記事では、中国旅行で利用できるデータ通信手段として、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの3つを比較し、特におすすめのSIMカードやeSIMについて詳しく解説します。また、購入方法や価格、選び方のポイントも紹介しているので、中国旅行をより快適に楽しむための情報源として、ぜひご活用ください。

original tiktok svg
original x svg
original facebook svg
original instagram svg
original youtube svg

1分で読めます

中国旅行におすすめのSIMカード

中国でおすすめのSIMカードキャリアとは? 

中国で利用する際におすすめの主要通信キャリアのSIMは、以下の3つです。

  1. 中国移動(China Mobile):中国の通信最大手である中国移動。広範囲のサービスエリアを誇り、5Gユーザー数は中国の三大国有通信事業者の中でも断トツで、中国都市部・遠隔地のいずれもカバーします。2022年度時点で、中国移動のモバイルユーザー数は約9.75億人に達しています。

  2. 中国電信(China Telecom):中国第2の通信キャリアの中国電信。光ファイバーで中国全土の7割カバーする中国電信は、中国移動に次ぐユーザー数を誇り、2022年度時点でモバイルユーザー数は約3.91億人に上っています。

  3. 中国联通(China Unicom):比較的安価な通信料金が強みの中国联通。香港に本社を構え、世界30カ国で「China Unicom Group」として海外にも事業展開しています。ユーザー数は2022年度時点で約2.13億人で、中国では3番目の規模を誇ります。

なお、中国では、政府による大規模な情報検閲システムである「金盾(グレート・ファイアウォール)」が構築されており、中国国外の検索エンジンやSNS(LINE、Google、YouTube、Instagramを含む)を利用することができません。これらのサービスを利用するには、別途VPNを契約するか、日本で事前にSIMカードやeSIMの購入が必要です。

中国では物理SIM、eSIM、Wi-Fiのどれを使うべき?

中国滞在中に、物理SIM、eSIM、レンタルWi-Fiのどれを使ってインターネットに接続すべきか迷う方も多いでしょう。それぞれにメリットとデメリットがあるため、利用シーンや目的に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。以下に、それぞれの特徴を簡単に解説します。

中国で物理SIMを使うメリット・デメリット

はじめに、中国で物理SIMを使うメリット・デメリットをご説明します。

まず、物理SIMカードを利用するにはSIMロックを解除したSIMフリー端末が必要です。最近ではほとんどの機種がSIMフリー端末となっており、対応機種が多いことがメリットです。

中国現地に到着してからでもSIMカードを購入できますが、中国のSIMではインターネット規制により、LINEやYouTubeなどのSNSにアクセス制限がかかり、閲覧することができません。

メリット

デメリット

中国に到着してからでも購入可能

SIMフリー端末が必要

物理SIMカードの対応機種が豊富

中国のSIMはLINEやYouTubeなどのSNSにアクセスできない

電子機器の充電が不要

中国でeSIMを使うメリット・デメリット

次に、中国でeSIMを使うメリット・デメリットを紹介します。

データをダウンロードして、ネット経由で書き換えることができるeSIM。中国旅行でもeSIMの利用が可能で、オンラインで設定すれば、到着後にすぐインターネットに接続することができます。物理SIMのように、カードの抜き差しが不要なので紛失や破損のリスクを軽減できます。

デメリットとしては、eSIM対応の機種が限定されていることや、eSIM設定にインターネット環境が必要であることが挙げられます。

メリット

デメリット

物理SIMのように紛失や破損リスクがない

SIMフリー・eSIM対応機種が必要

オンラインで設定すればすぐに開通できる

eSIM設定にはインターネット環境が必要

SIMカードの抜き差しが不要

中国でWi-Fiを使うメリット・デメリット

最後に、中国でWi-Fiを使うメリット・デメリットを見てみましょう。

操作が簡単なWi-Fiルーターは、複数デバイスの利用時や複数人で共有するときに便利です。ポケットWi-FiのレンタルはSIMやeSIMと比べて割高ですが、一緒に中国へ行く友達や家族と共有すれば料金を抑えられます。また、日本の海外旅行用Wi-Fiレンタルサービスを使うと、中国のインターネット規制を回避して、LINEやYouTubeといったSNSへアクセスできる場合もあります。

Wi-Fiのデメリットとしては、Wi-Fiルーターの充電が必要なことや、紛失や破損に伴う弁償のリスクがあることが挙げられます。さらに、フリーWi-Fiに関しては、セキュリティが安全とは言えません。中国の主要空港、観光地、カフェなどでは、フリーWi-Fiが整備されつつありますが、接続が不安定だったり、セキュリティに課題があったりする場合があります。どうしてもフリーWi-Fiを利用する必要がある場合は、VPNを活用し、接続中は個人情報やクレジットカード情報などの入力を避けるよう心がけましょう。

メリット

デメリット

設定や操作が簡単

充電の手間がある

日本でレンタルすれば、インターネット規制なく利用可能 *

持ち歩きに不便

複数人でレンタルするとお得

紛失や破損、弁償のリスクがある

*プロバイダーや利用地域によって異なります。

中国では自分のSIMが使えないのか? 

結論としては、中国旅行の短期滞在であれば、日本国内で契約しているキャリア(通信業者)のSIMをそのまま中国で利用することは可能です。

しかし、インターネット接続する際に利用する国際ローミング料金に注意しましょう。たとえば、ドコモやソフトバンクの場合、中国は対象国となっており、国際ローミングサービスを利用できます。ただし、使い放題プランの料金は1日あたり2,980円(2024年12月現在)と高額で、現実的とは言えません。

中国旅行用のSIMカードの購入方法 

ここからは、中国旅行時に使えるSIMカードとeSIMの購入方法について具体的に説明します。

中国現地でSIMを購入することも可能ですが、総合的に考えると、SIMカードの紛失リスクや、中国のネット検閲の影響を受けずに快適に旅行を楽しみたいなら、あらかじめ日本でeSIMを購入しておくのがおすすめです。

中国旅行用の物理SIMの購入方法とは?

中国で使える物理SIMは、日本国内または中国現地のどちらでも購入可能です。物理SIMを現地購入したい場合は、空港や携帯ショップ、コンビニなどを利用しましょう。購入時にはパスポートの提示が求められるので、事前に用意しておくと安心でしょう。

  • 中国で使うスマホがSIMフリー端末かどうかを確認する:SIMロックがかかっている場合は、渡航前に各通信業者にSIMロック解除を依頼しましょう。

  • 旅行用SIMカードをオンラインもしくは中国の空港または店舗で購入する:日本にいる間に購入する場合は、Amazonや楽天などで中国短期滞在用のSIMカードが購入できます。中国到着後は、空港または、中国主要キャリア3社の店舗やコンビニで短期滞在用プリペイドSIMが購入可能です。

浦東国際空港T2ターミナルの外国人ワンストップ総合サービスセンターでは、中国電信の7日間・15日間・30日間の短期滞在用SIMが販売されています。

中国旅行用のeSIMの購入方法とは?

次に、中国で使えるeSIMの購入方法をご紹介します。eSIMは、オンラインで簡単に購入・設定ができるため、旅行前に自宅で事前にeSIMを準備しておけば、中国に到着したその瞬間から快適なネット環境を利用できます。

  1. スマホがeSIM対応機種およびSIMフリー端末かどうかを確認する

    eSIMを購入する前に、お使いのスマートフォンがeSIM対応機種であるかを確認しましょう。お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているかどうかは、電話アプリのダイヤル画面で「*#06#」と入力すると確認できます。eSIM対応機種の場合、EID(eSIM Identifier)が表示されます。

  2. 信頼できるeSIMプロバイダーを選ぶ

    中国に対応したプランを提供する信頼性の高いeSIMプロバイダーを探します。Sailyなどの有名なプロバイダーや、評判の良いプラットフォームを利用すると安心です。

  3. 旅行先に合ったプランを選択

    eSIMの場合、データ通信量や利用期間に応じたプランを選択できるため、用途に合ったものを選ぶとコストを最小限に抑えられます。Sailyでは、1GBからデータを購入できます。

  4. 旅行用eSIMをオンラインで購入する

    必要な情報を入力し、オンラインで支払いを行います。クレジットカードやPayPalなど、多くの支払いオプションが利用可能です。

中国の物理SIMとeSIMの値段はいくらなのか?  

冒頭でご紹介した中国のキャリア・中国電信(China Telecom)と日本のAmazonで購入できる中国联通(China Unicom)eSIM料金を調べてみました。

SIMカード

20GB/7日間プラン

30GB/15日間プラン

50GB/30日間プラン

中国電信

85元(約1,785円)

125元(約2,625円)

195元(約4,095円)

1元 (CNY) = 約21円で換算

eSIM(Amazon)

7GB/8日間プラン

15GB/30日間プラン

6GB/90日間プラン (電話番号付き)

中国联通

1,270円

1,900円

2,980円

2024年12月18日現在

上記のように、日数やデータ通信量などのニーズに合わせてSIMやeSIMを購入することができます。

中国では空港や観光地で、無料で公衆Wi-Fiに接続できる場所もありますが、セキュリティ上の懸念や、中国のネット検閲の影響を受けてしまうというデメリットがあります。

また、最近では、Sailyのように日本からオンラインで申し込むだけで、eSIMデータをダウンロードし、中国ですぐにデータ通信を利用できるサービスが人気を集めています。日本で購入すれば、ネット規制の制限を受けないため、日本にいる環境と同じようにインターネットを使えます。

中国旅行に最適なSIM・eSIMの選び方 

中国旅行に最適なSIMやeSIMを購入する際には、次のポイントを考慮して購入すると良いでしょう。

  • 期間、データ量、音声通話の有無

使用するデータ量に応じたプランを選ぶことが重要です。たとえば、地図アプリやSNSの利用がメインなら少量のデータプランで十分ですが、動画視聴やオンライン会議が必要な場合は、大容量プランを選択することをおすすめします。Sailyのプランは柔軟性が高く、短期旅行から長期滞在まで、さまざまなニーズに対応しています。さらに、オンラインで簡単にチャージやトップアップができるため、旅行中にデータ残量が足りなくなったとしても安心です。

  • 通信規制への対応

中国現地でSIMやeSIMを購入すると、中国本土のネット検閲により、日本で愛用しているLINEやGoogle、Yahooの検索エンジンなど、あらゆるサービスへ接続できなくなってしまいます。このようなサービスを利用したい場合は、日本であらかじめ中国のネット規制を回避できるSIMカードやeSIMを購入しておきましょう。

  • 対応国・地域

購入前に、中国全土で使用可能か、または主要都市のみ対応しているかを確認しましょう。観光地や地方都市に行く予定がある場合は、広範囲に対応したものを選ぶといいでしょう。

頻繁に旅行をする方は、eSIMを活用して、旅行のたびに目的地の通信データを追加する方法がおすすめです。Sailyは190を超える国のデータプランを提供しているため、複数国を巡る旅行や急な出張にも柔軟に対応できます。人気の旅行先であるバリ島のおすすめのSIMカードタイのおすすめのSIMカードシンガポールのSIMカードもリーズナブルな価格で提供しています。

  • プロバイダーの信頼性

SIMやeSIMプロバイダーの評判や口コミを確認し、安心して利用できるサービスを選びましょう。世界で信頼性の高いデジタルプライバシーツール「NordVPN」を開発したNord Securityが提供するSailyなら、安心して利用できます。

  • 購入方法の選択

オンラインでの事前購入と現地購入のどちらが適しているかを検討しましょう。オンラインで事前購入すれば、出発前に通信環境を整えることができ、到着後すぐにインターネットを利用可能です。特にeSIMはQRコードをスキャンするだけで簡単に設定できるため便利です。一方、現地でSIMを購入する場合は、地域限定の安価なプランが手に入る可能性がありますが、言語の壁に直面したり、手続きが複雑である場合もあります。旅行の目的や滞在期間に合わせて、最適な購入方法を選びましょう。

中国旅行用に物理SIMよりもeSIMを選ぶべき理由

中国旅行でインターネット環境を確保するために、物理SIMよりもeSIMを選ぶべき理由はいくつかあります。まず、eSIMの最大のメリットは、設定の簡便さです。物理SIMの場合、現地で購入した後にSIMカードを差し替えたり、APN設定を行ったりする手間がありますが、eSIMは旅行前にオンラインで購入し、QRコードをスキャンするだけで設定が完了します。この手軽さは、中国に到着した直後からインターネットを利用したい旅行者にとって大きな魅力です。

また、eSIMはスマートフォン内でデジタル管理されるため、物理的な紛失や破損のリスクがありません。また、日本帰国後は、eSIMから日本のキャリアの物理SIMへ切り替えるだけですぐに利用を再開できます。さらに、デュアルSIM対応のスマートフォンを使用している場合は、eSIMを中国旅行用として設定しながら、物理SIMで日本の電話番号を保持することも可能です。このように、eSIMを選ぶことで国内外の通信環境を同時に確保でき、利便性が大幅に向上します。

eSIMはまた、柔軟性の高いプラン選択が可能です。多くのプロバイダーが国や地域ごとに最適なプランを提供しており、旅行期間やデータ使用量に合わせて選べます。短期の旅行であれば、必要な期間分だけ購入でき、長期滞在の場合でもリチャージやプラン変更が簡単に行えます。このように、旅行スタイルに合わせた通信環境を手軽に整えられるのも、eSIMの大きなメリットです。

さらに、eSIMはセキュリティ面でも優れています。物理SIMに比べて盗難のリスクがなく、プロバイダーによっては通信が暗号化されるため、安全性が高いのも特徴です。

このように、設定の簡便さ、利便性、柔軟性、安全性において、eSIMは物理SIMを上回る多くのメリットがあります。中国旅行をより快適に楽しむためには、SailyなどのeSIMを選ぶのが賢明です。

よくある質問

  • その他利用可能: English

    original tiktok svg
    original x svg
    original facebook svg
    original instagram svg
    original youtube svg

    saily blog author nozomi nishimurae
    Nozomi Nishimura

    元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。