

目次
EID番号とは?
一般的にEID番号についてご存じのユーザーはそう多くはないでしょう。こちらでは、今回のメインキーワードでもあるEID番号とは何かについて詳しく解説します。
現在、eSIMカードが組み込まれたすべてのデバイスには、EIDという番号が割り当てられています。EID番号とはEmbedded Identity Document(内蔵型識別文書)の略称であり、運転免許証やマイナンバーカード番号、パスポートのような身分証明書が各個人を識別するように、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの各デバイスを識別するための32桁の番号です。お使いのeSIM内蔵型デバイスにおいてeSIMを有効化(アクティベート)する際に重要な働きを担っており、eSIMを認識・認証するためには不可欠なものといえます。特に、海外旅行に行く時や新しいデバイスに移行するタイミングなど、ネットワークにデバイスを登録する際に重要なものです。
EID番号は、各デバイスの設定画面から確認することができます。別の確認方法としては、デバイス購入時に本体が格納されていた箱の側面にEIDラベルが貼付されているので、そこで確認することも可能です。各通信キャリアの新規申し込み時や回線切り替え時などの開通手続きをする際にEID番号を登録することで、eSIMのプロファイル設定を行うことができます。
また、eSIMや物理的なSIMカードを識別するために各SIMに割り当てられている同様の固有の識別番号としては、ICCIDがあります。ICCIDとはIC Card Identifier(集積回路カード識別子)の略で、eSIMまたはSIMカードごとに割り当てられた固有のシリアル番号です。ICCIDは通常18~20 桁で構成されており、物理的なSIMカードの場合はSIM本体に、eSIMの場合はデータプランを購入した際に届くメールに記載されています。
そして、デバイスを識別する単語としてはIMEIがあります。IMEIはInternational Mobile Equipment Identifier(国際移動体装置識別番号)の略称で、EID番号やICCIDと同じく電話番号や回線契約とは関係なく、各デバイスに製造プロセス中に組み込まれた15~16桁の固有の番号です。IMEIは、人間にとってのDNAのような存在といえます。世界的に承認された電気通信標準であり、グローバルネットワーク全体において各デバイスの識別子として永続的に機能しており、ブラックリストに登録された場合は機能不能になり、盗難に遭ったデバイスを探し出す際などに利用されます。
このように、EID番号はスマートフォンなどお使いのeSIM対応のデバイス、ICCIDはeSIMもしくはSIMカード、IMEIは各デバイスをそれぞれ識別するための役割を担っています。
なぜEID番号を知る必要があるのか?
ここまでEID番号の仕組みや詳細について紹介してきました。こちらでは、なぜ各デバイスのEID番号を知る必要があるのか、その理由をいくつかまとめました。
eSIMの有効化(アクティベート)
通常、ユーザーがお使いのデバイスでeSIMを有効化(アクティベート)する際に、通信キャリアはEID番号を使用します。このプロセスは、QRコードをスキャンする、もしくはeSIMをダウンロードする際にバックグラウンドで行われるため、ユーザー自身は何か特別な作業をする必要はありません。ただし、使用する通信キャリアが大手ではなく小規模の企業の場合や、海外の通信キャリアだと、このようなQRシステムを導入していない可能性があり、有効化(アクティベート)する際にEID番号やSM-DP+アドレスを手動で入力しなければならない場合があります。また、通信キャリアのオンラインポータルやアプリを通してeSIMを設定する場合、eSIMをお使いのデバイスにリンクするためにEID番号を入力するよう求められるケースもあります。
キャリアの切り替え
EID番号を使用する機会が最も多いのは通信キャリアを切り替える時でしょう。特に海外旅行に行く際には、旅行先の国に到着後に日本国内で使用していた通信キャリアから現地で使用できる通信キャリアに切り替えることが多く、その際にEID番号を使用することでキャリアを簡単に切り替えたり、新しいプロファイルを追加したりできます。加えて、使用しているスマホの機種変更をする際にもEID番号は必要となります。
トラブルシューティング
もし、お使いのデバイスで使用しているモバイルサービスにおいて何かしらの問題が起きた場合、EID番号を知っておくことは重要です。自分自身で原因を確認する際はもちろんのこと、通信キャリアが提供しているカスタマーサポートに問い合わせする際にも、あらかじめEID番号を把握しておくことで、技術者がネットワークやSIM関連の問題を診断し、早期解決するのに役立ちます。
デバイスの識別
EID番号は、デバイスの保険など特定のサービスのためにデバイスを登録したり、補償請求をしたりする際に非常に便利です。例えば、eSIMやiPhone本体の故障や盗難などで補償請求を行なう必要がある場合、メーカーはEID番号を使用して特定のデバイスを識別し、請求を迅速に処理することが可能になります。
スマートフォンのEID番号を確認する方法
通常、EID番号は32桁で、iPhoneやAndroid、その他のスマートフォンに内蔵されているeSIMチップを識別するために使用されます。こちらでは、スマートフォンでEID番号を確認する手順について紹介します。なお、このガイドラインは、各スマートフォンの中でもeSIM対応機種にのみ関連するものであることにご留意ください。
iPhoneでEID番号を確認する
以下は、iPhoneでEID番号を確認する手順となります。
iPhoneのトップ画面から「設定」をタップします。
「一般」をタップします。
一番上の「情報」をタップします。
下にスクロールしていくと「EID」欄にEID番号が表示されています。
また、iPhone本体が入っていた箱の裏面にも記載されているので確認してみましょう。
SamsungでEID番号を確認する
以下は、SamsungでEID番号を確認する手順となります。
トップ画面から「設定」をタップします。
「端末情報」をタップします。
「ステータス情報」をタップし、リストの中からEID番号を探します。
上記の方法で表示されない場合は、「SIMカードの状態」の下、またはスマートフォン本体が入っていた箱に記載されている番号を確認しましょう。
Google PixelでEID番号を確認する
以下は、Google PixelでEID番号を確認する手順となります(他のAndroid端末のEID番号を探す手順も同様です)。
トップ画面から「設定」をタップします。
「デバイス情報」をタップします。
「eSIMのステータス」をタップするとEID番号が表示されます。
上記の方法で表示されない場合は、スマートフォン本体が入っていた箱に記載されている番号を確認する、もしくは「設定」>「ネットワークとインターネット」に進み、「モバイルネットワーク」>「詳細」>「キャリア」の順にタップし、最後に「SIMの詳細を表示」をタップすることでEID番号が表示されます。
また、機種にもよりますが、Android端末では、キーパッドで「*#06#」と入力し電話をかけることで、画面に直接EID番号が表示される場合があるので、上記の方法で表示されない場合は試してみましょう。
OnePlusでEID番号を確認する
以下は、OnePlusでEID番号を確認する手順となります。
ホーム画面の「設定」アイコンをタップします。
「Wi-Fiとネットワーク」をタップします。
「SIMとネットワーク」をタップします。
お使いのOnePlusデバイスがeSIMをサポートしている場合、「eSIM設定」をタップする、または「SIMカード設定」と呼ばれるオプションを探します。
一部のOnePlusデバイスでは、SIM設定内の「詳細設定」、もしくはサブメニューの「追加設定」からEID番号を見つけることができます。
eSIMの詳細の下にEID番号が表示されるはずですが、表示されない場合はeSIMプロファイルをタップして拡大し、詳細情報を見る必要があるかもしれません。
MotorolaのEID番号を確認する
以下は、MotorolaでEID番号を確認する手順となります。
ホーム画面の「設定」アイコンをタップします。
「ネットワークとインターネット」をタップします。
「SIMカード」をタップすると、SIMカードに関する設定にアクセスでき、EID番号も表示されます。
お使いのMotorolaデバイスがeSIMをサポートしている場合は、「eSIMプロファイルに関連するオプション」を探し、タップすると詳細が表示されるのでそこからEID番号を確認することもできます。
また、詳細情報、あるいは追加情報セクションの下にEID番号が表示される機種もあります。
その他にも「設定」>「電話番号」>「SIMステータス」からもEID番号を確認することができます。
スマートウォッチのEID番号を確認する方法
これまで紹介してきたのは主にスマートフォンでEID番号を確認する方法でしたが、実はEID番号を保持しているデバイスはスマートフォンだけではなく、Apple WatchなどのスマートウォッチにもEID番号があります。こちらでは、スマートウォッチでEID番号を確認する方法について解説します。
Apple WatchでEID番号を確認する
以下は、Apple WatchでEID番号を確認する手順となります。
デジタルクラウンを押します。
「設定」を押します。
「一般」を押します。
「情報」を押します。
下にスクロールして、「EID」からEID番号を見つけます。
その他にも、iPhoneのWatchアプリやApple Watch本体が入っていた箱の裏面に番号が記載されているので確認してみましょう。
Samsung WatchでEID番号を確認する
以下は、Samsung WatchでEID番号を確認する手順となります。
ホームキーを押します。
「設定」アイコンを押します。
「時計について」を押します。
「デバイス」を押します。
「EID番号を表示」を押します。
その他にも、スマートウォッチが入っていた箱に記載されている番号で確認することもできます。
Google Pixel WatchでEID番号を確認する
以下は、Google Pixel WatchでEID番号を確認する手順となります。
Google Pixel Watchのホーム画面で、下にスワイプします。
「設定」をタップします。
「Connectivity mobile.」をタップします。
「SIMステータス」をタップすると、一番下にEID番号が表示されます。
その他にも、スマートウォッチが入っていた箱に記載されている番号で確認することもできます。

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よくある質問
正確には異なります。EID番号はユーザーがお使いのデバイスに内蔵されているeSIMチップを識別する固有番号であり、たとえ同じデバイスで使用する通信キャリアやプロファイルを変更しても変わることはありません。
一方、物理的なSIMカードとeSIMには、ICCIDという独自のSIMカード番号が割り当てられており、このICCIDという番号によって各SIMカードやeSIMプロファイルを識別しています。一般的にEID番号が32桁の番号であるのに対して、ICCIDは18~20 桁で構成されており、物理的なSIMカードの場合はSIM本体に、eSIMの場合はデータプランを購入時に送信されたメールに記載されています。ICCIDは使用する通信キャリアのeSIMプロファイルに関連付けられているため、もし別のeSIMを使用する場合には、既存のプロファイルから別のプロファイルへの切り替えにより変わることがありますが、EID番号に関してはお使いのデバイスにはじめから内蔵されているeSIMチップを識別する固有番号なので変わることはありません。
いいえ、同じではありません。両方とも似ていますが、EID番号はあくまでも「スマートフォンに内蔵されているeSIMチップ」を識別するもので、IMEI番号は「スマートフォン本体」を識別するものです。IMEI番号とは、国際移動体装置識別番号の略で、世界各国で承認されている電気通信標準であり、インターネットプロバイダーが許可したデバイスだけがネットワークにアクセスできることを確認するのに役立つほか、デバイスを紛失したり盗まれた場合に、警察などが識別する際にも利用されます。なお、EID番号が32桁であるのに対し、IMEIは通常15~16桁で、この点に関しても明確に異なっています。
お使いのデバイスでEID番号を探したものの表示されない場合、お使いのデバイス自体がeSIM対応していないことが原因の可能性があります。EID番号が表示されない場合は、以下の点を確認してみましょう。
eSIMの互換性をチェックする まず、お使いのデバイスがeSIMに対応しているかどうかを確認してみましょう。デバイスを販売しているメーカーの公式ウェブサイトやマニュアルの仕様情報から、お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているかどうかを確認することが可能です。
ソフトウェアをアップデートする スマートフォンメーカーによっては、ソフトウェアをアップデートすることでeSIM機能が有効になる場合があります。お使いのデバイスのソフトウェアが最新であるかどうか確認し、古いバージョンの場合はすぐにアップデートしてみましょう。
カスタマーサポートに問い合わせる上記を試してみてもEID番号がわからない場合は、お使いのデバイスのカスタマーサポートに問い合わせてみましょう。解決するための手順を教えてくれるはずです。
もし、お使いのデバイスがeSIMに対応していないことが判明したら、eSIM対応機種へのアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか。特に、頻繁に海外旅行や出張へ行く人にとって、物理的なSIMカードよりも圧倒的にメリットが多いのがeSIMです。世界180か国以上で旅行データプランを提供しているグローバルeSIMサービスSailyのeSIMアプリダウンロードはこちらです。
はい、EID番号はセキュリティ上なるべく非公開にするべきです。EID番号はeSIMプロファイルに直接リンクされているため、サイバー犯罪者などの第三者がEID番号を入手してしまった場合、ユーザーのプロファイルを複製してなりすましに悪用される危険性があります。
インターネットを利用している限りは、EID番号が流出する可能性があります。データを安全に保つには、常にVPN(仮想プライベートネットワーク)を使用することです。VPNは通常のインターネット接続に加えてeSIMプロファイルも暗号化し、EID番号がサイバー犯罪者の手に渡るのを防ぎます。特に公共のフリーWi-FiでeSIMの設定を変更する場合は、必ずVPNに接続して行いましょう。
また、普段からスマートフォンのプライバシー設定において、指紋認証等の生体認証などを組み合わせた多要素認証を導入することにより、eSIMの設定やEID番号へのアクセスを制限することも重要です。





