Apple Watch（アップルウォッチ）でeSIMの使い方と設定方法について解説

Apple WatchでeSIMを使用できるのか？  

Apple Watchのセルラーモデルは、物理的なSIMカードスロットを持たず、eSIMを利用することで単体で通信が可能です。これにより、Wi-FiやiPhoneのBluetooth接続がなくても、モバイルデータ通信を使って通話、メッセージの送受信、ストリーミング、アプリの利用ができます。

どのApple WatchがeSIM技術をサポートしているのか？  

Apple WatchでeSIMを使用したい場合、eSIM対応デバイスが必要です。以下は、eSIMに対応しているApple Watchです。

• Apple Watchシリーズ3（セルラーモデル）

• Apple Watchシリーズ4（セルラーモデル）

• Apple Watchシリーズ5（セルラーモデル）

• Apple Watch SE（セルラーモデル）

• Apple Watchシリーズ6（セルラーモデル）

• Apple Watchシリーズ7（セルラーモデル）

• Apple Watchシリーズ8（セルラーモデル）

• Apple Watch Ultra（セルラーモデル）

Apple Watchには「GPSモデル」と「セルラーモデル」の2種類が存在します。GPSモデルは、iPhoneのBluetoothやWi-Fiに接続することでインターネット通信が可能ですが、単体ではモバイル通信ができません。そのため、外出時にはiPhoneを携帯する必要があります。一方、セルラーモデルは、eSIMを設定することでモバイル通信が可能となり、iPhoneを持ち歩かなくてもApple Watch単体で通話やデータ通信を行えます。

自分のApple WatchがeSIMに対応しているかを確認するには、Appleの公式ウェブサイトで仕様を調べるか、Apple Watchの設定画面から確認できます。特に、セルラーモデルのApple Watchには、デジタルクラウン（側面の回転ボタン）に赤い円が付いているため、一目で判別しやすいです。

Apple WatchでeSIMを設定する方法  

Apple WatchでeSIMを利用したい場合、セルラーモデルを購入するとともに、Sailyのような使い勝手の良い優れたプロバイダーを選ぶことをおすすめします。Sailyは、VPN業界のトップクラスであるNordVPNを運営するNord Securityが提供するeSIMサービスで、海外旅行や出張にも便利です。設定にはいくつかの手順が必要ですが、簡単に行えます。ここではSailyを例に、Apple WatchでのeSIM設定方法を紹介します。他の通信キャリアでも基本的な流れは同様です。

ステップ１．iPhoneとApple WatchがeSIM対応モデルかを確認

1. まず、お使いのモデルがeSIMに対応しているApple Watchシリーズ3以降の機種であるかを確認します。

2. お使いのiPhoneのiOSとApple WatchのWatchOSが最新のバージョンにアップデートされているかを確認します。

3. 通信キャリアからeSIMプランを購入します。Sailyの場合は、専用アプリをダウンロードするだけで、いつでもお好みのプランが購入できます。

ステップ２．iPhoneとApple Watchを連携する

次に、お使いのiPhoneとApple Watchをペアリングして連携させます。

1. iPhoneの設定からBluetoothを有効にします。

2. Apple WatchをiPhoneに近づけて、iPhoneに「Apple Watchをお持ちの場合、ここで設定できます」というメッセージが表示され、「ペアリングを開始」をタップします。

3. iPhoneの画面に表示された枠の中にApple Watchを収めると、「ペアリングが完了しました」というメッセージが表示されます。

4. 「Apple Watchを設定」から「利用規約」を読んで同意をタップします。

5. パスコードを設定します。

6. Apple Watchに使用するアプリをいくつかインストールします。

7. Apple WatchとiPhoneを近づけ、iPhoneの画面に「Apple Watchと同期中です」と表示されるので同期が完了するまで待ちます。

ステップ３．Apple WatchにeSIMデータプランを追加

以下の手順でApple WatchにeSIMデータプランを追加します。

1. iPhoneで「マイウォッチ」アプリを開いて、「モバイル通信」＞「モバイル通信を設定」、または「新規プランの追加」を選んでタップします。

2. Sailyを追加し、画面に従って設定を進めます。必要に応じて、キャリアの認証コードを入力する場合もあります。

ステップ４．Apple Watchの通信設定

次にApple Watch自体で通信設定を行います。Sailyユーザーの場合、特別な手順は必要ありませんが、他のキャリアの場合は、iPhoneを使った設定が求められる場合もあります。設定完了後、Apple Watchは自動的にモバイル通信を開始し、通話やデータ通信ができるようになります。

Apple WatchでeSIMを有効化する方法  

Apple Watchは、上記の設定を行った後、自動的にeSIMを有効化しますが、場合によっては手動で有効化する必要がある場合もあります。こちらでは、Apple WatchでeSIMを有効化する手順を紹介します。

ステップ１．iPhoneで「設定」＞「モバイル通信」を選択します。

ステップ２．モバイル通信の設定画面からApple Watchに設定したeSIMプランを選択します。もし、「eSIMを有効化」と表示された場合は、タップして有効化します。

ステップ３．Apple Watchの「設定」＞「モバイル通信」の順に進んで、通信状況を確認します。通信が正常に有効化されていると、Apple Watchだけで通話やデータ通信を行なうことができます。

なお、Sailyユーザーの場合は、これらのアクティベーションは自動で行われるため、目的地に到着した時点で利用できるので、特に何も操作する必要ありません。iPhoneの設定が完了した時点で、Apple Watchは自動的に通信を開始します。また、iPhone同様、Apple Watchにも複数の通信回線を追加できますが、同時に使用できるのは1回線のみです。

Apple Watch向けeSIMを購入する前に知っておくべき重要なこと  

Apple WatchでeSIMを利用する際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。まず、お使いのApple WatchとiPhoneがeSIM対応機種かどうかを確認することが重要です。Apple Watchでは、Series 3～8、Apple Watch SE、Apple Watch UltraのセルラーモデルがeSIM対応機種です。一方、iPhoneは2018年以降に発売されたiPhone XSやXR以降のモデルがeSIMをサポートしていますが、Apple Watchとの互換性も事前にチェックしておくと安心です。

また、Apple WatchでeSIMを使用するためには、iPhone側での設定が必要な場合があります。一部の機種では、iPhoneでeSIMを設定しなければApple Watch単体では利用できないため、事前に設定手順や必要な準備を確認しておくことが大切です。特に、初めてeSIMを利用する場合は、キャリアのサポート情報を確認しながら設定を進めるとスムーズでしょう。

さらに、自分の利用目的に合ったeSIMプランを選ぶことも重要なポイントです。特に海外でApple Watchを使用する場合は、訪問国でeSIMが利用できるかどうか、通信速度やデータ通信量が十分か、利用期間やコストが適切かをしっかり確認する必要があります。例えば、大容量のeSIMプランを契約しても、訪問国で対応していなければ意味がありません。そのため、eSIMの対応エリアを事前にチェックすることが不可欠です。

Sailyでは、世界200以上のデスティネーションで利用可能なeSIMプランを1GBから提供しており、複数の国を訪れる旅行や出張時にも便利に利用できます。また、SailyのeSIMには、危険なウェブサイトへのアクセスを防ぐウェブ保護機能や、煩わしい広告をブロックする機能が搭載されているため、国内外問わずiPhoneやApple Watchのセキュリティを強化しながら、快適にインターネットを利用できます。