
ヨーロッパ旅行のおすすめ:人気の国、観光スポット、注意すべきポイント
ヨーロッパまで足を伸ばすなら、幾つかの国や街を周りたいですよね。このページでは、新婚旅行などにおすすめのヨーロッパの人気の街や観光スポットごとの魅力・特徴、一般のガイドブックに載っていない旅行のヒント、そして複数の国を旅する時に便利なeSIMなどの旅先での通信手段についてご紹介します。

目次
ヨーロッパ旅行・おすすめの国
海外旅行でヨーロッパを訪れる方へのおすすめの国は、季節により異なります。日本人旅行者に人気のフランス・パリの緯度は日本の北海道と同じ。ドイツのベルリンやオランダのアムステルダムはさらに北にあります。これらの街の冬は東京より厳しく、日照時間も短いです。一般的なヨーロッパ旅行のおすすめの時期は春から秋。冬に行くなら、スキーなどのウィンタースポーツが盛んな街や南仏、スペインやポルトガルをおすすめします。
また、ヨーロッパには、まだあまり知られていない素晴らしい国や街がたくさんあります。最近人気が高まっているのが東欧。チェコ共和国のプラハ、オーストリアのウィーン、ハンガリーのブダペスト、ポーランドのクラクフなどの街が注目されています。これらの街は、比較的物価が安く、食べ物が美味しく、観光地のオーバーツーリズム問題も少なく、ゆったりと旅することができるので、家族旅行でヨーロッパに行かれる方にもおすすめです。
フランス
歴史的建造物やお城、レストランにショッピング。フランス一国だけでも見所はたくさんありますね。パリをメインにしたフランス旅行のベストシーズンは、春から秋。冬はかなり寒く日照時間も限られ、観光スポットの営業時間も短くなります。パリ新婚旅行でヨーロッパに行く場合のおすすめはパリ。シャルル・ド・ゴール空港から市内までの移動は、ロワシーバスが便利です。早朝6時から夜中の0時半まで、15分から20分間隔で運行しています。空港からオペラ座前まで直行なので迷いません。オペラ座付近は、日本食レストランや百貨店などがあり、パリが初めての日本人旅行者には居心地の良い地域です。おしゃれなパリで買い物を楽しみたいのであれば、マレ地区へ。セレクトショップや評判のレストランなどが集まっています。時間があればヴェルサイユ宮殿まで足を伸ばしてください。パリの中心部からヴェルサイユまでは、電車で20分ほど。時期・時間帯によっては非常に混み合うので事前予約をおすすめします。
モン・サン・ミシェル
空と海の中に浮かぶモン・サン・ミシェルの写真を見て、フランスに行ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか?パリからモン・サン・ミシェルまでは、電車で約3時間。一泊すれば、潮の満ち引きで姿を変える美しいモン・サン・ミシェルを心ゆくまで楽しめるでしょう。ちなみにモン・サン・ミシェルといえばオムレツが有名ですが、実はそこまで美味しくないという噂も・・・でも、実際に食べてみないとわかりませんね。
南フランス
冬のヨーロッパ方面の海外旅行のおすすめは南仏。あたたかいフランスを楽しみたいなら、フランス南部の地中海沿いの街へどうぞ。地中海沿いのビーチ、ラベンダー畑、そして美味しいワインに地元の名産を使ったフランス料理。小さな町の物価はパリに比べると控えめなのも魅力です。アルル、エズではゴッホの絵画に描かれた南仏の景色を満喫できます。パリ・ニース間の距離は685km。電車で移動することもできますが、国内線飛行機を利用することが一般的です。
イタリア
新婚旅行でヨーロッパに行く方には、イタリアもおすすめです。1週間あれば、ローマ、ヴェネツィア、フィレンツェをめぐることができ、街ごとに異なるイタリアの様々な文化に触れることができます。
ヴェネツィア&ヴェローナ
1000年以上の歴史を誇る水の都、ヴェネツィア。ヴェネツィアの魅力は、水に浮かぶ迷路のような街を歩き回ること。観光客向けのゴンドラが有名ですが、地元の人向けの水上バスや水上タクシーで移動することもできます。水上から歴史を感じさせる街並みを眺めたり、サンマルコ広場、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋などの観光スポットを見て回るには一日あれば十分。ヴェネツィアのホテルをはじめとした観光物価は非常に高く、街は多数の観光客で混み合っているため、お隣の世界遺産の街、ヴェローナに宿泊するのもおすすめです。シェイクスピアのロミオとジュリエットの舞台としても知られるヴェローナでは、毎年夏にコロッセオで野外オペラが開催されます。素晴らしい舞台なので、時期が合う方はお見逃しなく!
ローマ
イタリアの首都ローマ。2000年前に建てられたコロッセオやフォロ・ロマーノ(市民広場)、パンテオンなど古代ローマの遺跡が至る所にあります。映画「ローマの休日」で有名なスペイン広場やトレヴィの泉も欠かせません。観光スポットめぐりに疲れたら、本場のイタリア料理を楽しみましょう。イタリア旅行で最も印象的だったのは食事、と答える人も多いくらい、イタリアでいただくイタリア料理は特別です。イタリア各地にそれぞれの郷土料理がありますが、ローマではスパゲッティカルボナーラが有名です。
フィレンツェ
フィレンツェといえば、高いところから撮影された美しい赤煉瓦の街並みが有名ですね。あの素晴らしい眺めを楽しみたいなら、フィレンツェ大聖堂のクーポラを登りましょう。フィレンツェで最も高い場所です。大聖堂以外にもルネッサンス時代の素晴らしい建築やアカデミア美術館のミケランジェロのダビデ像など見所がいっぱい。できれば2泊3日滞在したい街です。
イギリス
イギリスを訪れる日本人旅行者に特に人気の街は、首都ロンドン、ピーターラビットの湖水地方、そしてコッツウォルズやオックスフォードなど。ハリーポッターなどのイギリスを舞台にした小説や映画をテーマにしたツアーに参加する人もいます。パリからロンドンまではユーロスターで約2時間。このふたつの街を両方巡ると、イギリス・フランスの違いを肌で感じることができます。
ロンドン
ロンドンに初めて行くなら、短くても3泊はしたいところ。大英博物館、ビッグベン、バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院など、ロンドンには見所がぎゅっと詰まっています。リバティ百貨店やコヴェントガーデンでのショッピングも外せません。ロンドンといえば雨が多いことで有名ですが、4月から6月と9月から10月は比較的晴れの日が多いので、徒歩で歩き回るのに適しています。
湖水地方
イギリスの自然を楽しみたければ、湖水地方へ。ロンドンから電車で3時間半程度かかるので、ほとんどの旅行者が1泊2日の旅程で訪れます。ピーターラビットの作者の家があるニア・ソーリー、詩人ワーズワースゆかりのグラスミア湖畔など、湖水地方の見所を公共の交通手段で回るのは大変なので、現地ツアーに参加するのも良いでしょう。美しい自然を楽しみたい湖水地方観光のベストシーズンは、夏。ロンドンと併せて訪れるなら、6月がおすすめです。
オックスフォード&コッツウォルズ
イギリスを代表する大学都市、オックスフォード。大学というと、学生以外立ち入りができないイメージがありますが、オックスフォードの街は、街全体に大学の建物が点在しています。観光客も大学都市の雰囲気を楽しめるスポットが多数あり、ボドリアン図書館やシェルドニアン・シアターは、ガイドツアーで内部を巡ることができます。ロンドンからオックスフォードまでは、電車で約1時間。伝統的なイギリスの雰囲気やハリーポッターの世界を経験したい方は、日帰りで訪れてみてください。オックスフォード周辺のコッツウォルズの美しい村と合わせて観光したい場合は、この辺りの村に一泊して自然やイングリッシュガーデンを楽しむのもおすすめです。
ドイツ
ドイツの観光地というと「白鳥城」ノイシュヴァンシュタイン城を思い浮かべる人が多いと思いますが、ノイシュヴァンシュタイン城があるバイエルン地方はドイツ南部、オーストリア国境地域にあります。この地域と、首都ベルリンやハンブルグの北ドイツは雰囲気が違うので、ぜひ北ドイツ・南ドイツの両方を訪れてください。
ロマンチック街道
ツアーで訪れることが多いルートですが、ヴュルツブルクからフュッセンまで全長366kmのロマンチック街道は、電車を使い個人で旅することも可能です。ヴュルツブルクで世界遺産のレジデンツを見学し、中世そのままの木組みの家が残る町、ローテンブルクへ。さらに電車で1時間南下すると、「進撃の巨人」の舞台になったと言われる街、ネルトリンゲンがあります。ロマンチック街道のハイライトであるノイシュヴァンシュタイン城は、ネルトリンゲンから電車で2時間ほどですが、このふたつの街はミュンヘンを拠点に日帰りで訪れることもできます。
ベルリン
ヨーロッパの大都市といえば、数百年前の古い建物が立ち並ぶイメージがありますが、ドイツの首都ベルリンは少し異なります。第二次世界大戦で多くの建物が破壊されたため、築100年以上の「アルトバウ」と呼ばれる歴史的な建物と、新しい建物が混在しています。特に旧東ベルリンには、共産主義時代に建てられたシンプルな建物が多く、戦前のクラシックな建物、東ドイツ時代の建築、現代建築が同じ通りに並ぶ独特の景観が特徴です。
ベルリンの壁が残るイーストサイドギャラリーでは、実際に壁を目の前にすると、その薄さや低さに驚くかもしれません。また、旧東ドイツ時代の暮らしを再現したDDR博物館や、ベルリンならではのクラブ巡りもおすすめです。
ベルリンには多くの美術館や博物館がありますが、中でもドイツ技術博物館は、ドイツのプロダクトデザインや技術の歴史を学べるため、デザインやアートに興味がある方にぴったりのスポットです。
スイス
スイスを訪れるなら絶対に外せないのが、美しい山や湖に囲まれたルツェルンです。また、インターラーケン周辺では、アルプスの壮大な景色や素晴らしい星空を楽しむことができます。スイスは冬の海外旅行でヨーロッパに行く方や家族旅行におすすめの国です。冬はスイスでスキーを楽しみましょう。ただし、スイスはヨーロッパの中でも特に物価が高いことで有名なので、しっかり予算を立てておくと、より充実した旅ができるでしょう。
スペイン
フランスとスペインの間にはピレネー山脈がそびえ立ち、この山を越えると景色や雰囲気が一変します。まず訪れたいのが、カタルーニャ地方のバルセロナ。ガウディの代表作「サグラダ・ファミリア」は2026年に完成予定です。そのほかにも、カサ・バトリョやグエル公園 など、ユニークな建築を巡りながら街歩きを楽しむなら、2泊3日は欲しいところです。
次に、スペインの首都マドリードでは、王宮やプラド美術館が見どころ。プラド美術館には、スペインの巨匠ゴヤの代表作「着衣のマハ」「裸のマハ」などが展示されています。
さらに、南スペインのグラナダまで足を延ばし、アルハンブラ宮殿を訪れれば、北アフリカのイスラム文化とのつながりを感じることができます。
そして、スペインを訪れたらグルメも楽しみのひとつ。新鮮な魚介を使ったタパスやパエリア、香り高いイベリコハムなど、本場の味を堪能しましょう!
オランダ
風車やチューリップ、美しい運河が魅力のオランダ。首都アムステルダムを訪れるなら、ぜひ立ち寄りたいのがゴッホ美術館とアンネ・フランクの家です。
ゴッホ美術館では、螺旋状にデザインされた館内を巡りながら、ゴッホの人生とともに彼の作品を鑑賞できます。また、アンネ・フランクの家では、彼女が実際に隠れて暮らしていた屋根裏部屋を見学でき、当時の歴史を肌で感じることができます。
春にオランダを訪れるなら、キューケンホフ公園の満開のチューリップは必見。一面に広がるカラフルな花畑は、まるで夢のような美しさです。
オーストリア
音楽の都、オーストリア。ウィーンは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シュトラウス、リスト、ブラームス、マーラーなど、多くのクラシック作曲家が暮らした街です。ウィーン・フィルハーモニーやウィーン国立歌劇場があり、クラシック音楽好きの方のヨーロッパ旅行におすすめの国です。クラシック音楽のシーズンは、秋から春にかけて。冬の海外旅行でヨーロッパに行くならウィーンもおすすめです。
歴史を感じるスポットとしては、ハプスブルク家の宮殿、シェーンブルン宮殿も見逃せません。マリー・アントワネットやエリザベート皇后ゆかりの地を巡るのもおすすめです。また、ベルヴェデーレ宮殿には、クリムトの名作「接吻」が展示されています。
ウィーンだけでなく、山間の街ザルツブルクも訪れたい場所のひとつ。モーツァルトの生誕地として知られるこの街は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地としても有名です。
チェコ共和国
伝統的なヨーロッパの雰囲気を楽しみたい方のヨーロッパ旅行におすすめなのがチェコ共和国。特に世界で最も美しい街と言われるプラハは、西ヨーロッパの大都市が失ってしまった古き美しきヨーロッパらしい中世の街並みを残す町として知られています。カレル橋の美しさはまるで映画の中のよう。チェコを代表する画家、ミュシャの絵を集めたミュシャ美術館は小さいながら見応えのある美術館です。プラハはドイツのドレスデンとオーストリアのウィーンの中間地点にあるので、この三つの街を電車でめぐる旅も良いでしょう。
ベルギー
ベルギーは小さな国ですが、歴史や文化、美食が詰まった魅力的な国です。首都ブリュッセルのグラン・プラスは世界遺産にも登録されている広場で、豪華なギルドハウスや市庁舎が並びます。夜のライトアップも必見です。北のヴェネツィアと呼ばれる街、ブルージュは運河沿いの街並みのクルーズが人気。クルーズの後は、屋台でベルギーワッフルを買って食べ歩きしましょう。また、電車で旅をするなら、世界で最も美しい駅の一つと言われるアントワープ中央駅の壮大な建築はお見逃しなく!ノートルダム大聖堂にはルーベンスの傑作「キリスト昇架」「キリスト降架」が展示されています。ロマンチックで美しい国なので新婚旅行でヨーロッパを訪れる方におすすめです。
ポルトガル
リスボンやポルトなどの中世の街並みを残す美しい街並みと美味しい食事、そして素晴らしいホスピタリティや暖かな気候で観光客のリピーターが多い国です。冬の海外旅行でヨーロッパに行く場合のおすすめはポルトガルです。特に南部のアルガルヴェ地方は冬でも暖かく、気持ちよく街歩きができます。迷路のような街を歩き、夜は伝統的なファド音楽を楽しんだり、ワイナリーを訪れたり、海の幸をたっぷり使ったポルトガル料理を楽しみましょう。
ヨーロッパ旅行前に確認すべき重要なこと
ビザの確認
ヨーロッパの国々は陸続きで簡単に移動でき、日本人はほとんどの国にシェンゲンビザで滞在可能です。国境を越える際の入国審査が簡略化されていることもありますが、国により必要なビザの種類が異なるため、必ず事前に確認しましょう。
パスポートの確認
ほとんどの国では、パスポートの残存期間が6ヶ月以上必要です。旅行前にパスポートの有効期限を確認し、必要な場合は更新しましょう。パスポートの更新には1週間ほどかかります。
海外旅行保険の購入
海外旅行中に病気や怪我で病院にかかったり、荷物の紛失や盗難などのトラブルにあった場合に備え、必ず海外旅行保険に加入しましょう。ヨーロッパの海外旅行保険のおすすめは、24時間日本語での問い合わせ対応に応じてくれる大手保険会社。何かあった時にも安心です。
現地の気候を調べる
「ヨーロッパ」と一言で言っても、北欧のフィンランドと南欧のスペインやポルトガル、イタリアの南部では、気候が大きく異なります。地域によっては季節ごとの日照時間も大きく異なるので、ヨーロッパ旅行を計画する際は、旅行の時期に最適な目的地を選び、現地の気候や降雨量、その時期に最適な服装を調べましょう。冬のヨーロッパ旅行なら、おすすめは南仏やスペイン、ポルトガルです。
移動手段を調べる
ヨーロッパ旅行中、全行程ツアーに参加する場合を除き、到着時の空港から街への移動、街から街への移動の手段や料金を調べ、必要な場合は予約しておきましょう。欧州の多くの都市間は電車で移動できますが、場所によっては短距離の格安飛行機の方が良い場合もあります。また、欧州の鉄道会社は早割を提供していることが多く、旅行が決まってすぐに予約すると正規料金の半額以下で購入できる場合もあります。
宿泊施設を予約する
ヨーロッパの多くの都市では、Airbnbなどの民泊も一般的です。旅慣れている旅行者の場合は、ホテルに比べてリーズナブルな民泊も良い選択肢になります。信頼できるプラットフォームから、評判の良いホストが提供する宿泊施設を選びましょう。ただし、民泊の場合、ホテルに比べると、トラブルがあった際などの対応に時間がかかります。
通貨について調べる
フランスやドイツなどはユーロが使えますが、イギリスや東欧のようにユーロが使えない国もたくさんあります。また、カード払いが主流の国もあれば、現金が主流の国もあります。ATMから現金を引き出すためのメインのカードと予備のカードの二枚を用意しておきましょう。さらに、盗難に備えてカード情報の控えは必ず取っておきましょう。
評判の良い旅行代理店を選ぶ
航空券やツアーを手配する場合は、HIS、JTB、阪急交通社などのヨーロッパに強い評判の良い旅行会社がおすすめです。小さな旅行代理店の場合、トラブルなどの対応に時間がかかることがあります。特に言葉に自信がない方のヨーロッパ旅行には、日本語対応窓口がある大手旅行会社をおすすめします。
インターネット接続方法を確保する
Googleマップの利用、レストランの予約、ホテルへの連絡、旅先からのSNS更新、日本の家族や友達との連絡など、海外旅行中のインターネット接続は欠かせません。旅行前に旅先のインターネット接続オプションについて調べ、計画しておきましょう。
ヨーロッパ旅行中のインターネット接続方法:どのオプションが最適か?
ヨーロッパ旅行中のインターネット接続方法には、公衆Wi-Fi、ポケットWi-Fi、国際ローミング、現地の物理SIMカード、eSIMといった選択肢があります。旅行の行き先や期間、予算による長所・短所を詳しくみていきましょう。
Wi-Fiを使う場合
長所
観光客が訪れる場所、ホテルやカフェ、レストラン、空港などの場所で無料の公衆Wi-Fiが提供されています。ポケットWi-Fiの場合、同行者と共同で使うことができます。
短所
公共Wi-Fiはセキュリティが不十分なことが多く、個人情報やクレジットカード情報、ログイン情報、パスワードなどが漏洩するリスクがあります。特に出張などの際の仕事に関する書類の送信には不向きです。時間帯や場所により、接続が不安定だったり回線速度が非常に遅い場合があります。また、ポケットWi-Fiは、毎日充電し持ち歩かなくてはならない煩わしさがあります。ヨーロッパ旅行ではWi-Fiはあまりおすすめできません。
現地の物理SIMカードを使う場合
長所
現地のSIMカードを購入すると、安定したインターネット接続や現地の電話番号を手に入れることができます。また、ポータブルWi-Fiやローミング接続と比べて現地キャリアのSIMカードはコストパフォーマンスが良く、お財布に優しい選択肢です。
短所
現地のSIMカードは、旅先の国に到着してから購入し、自分で設定する必要があります。慣れない国で、現地の言葉で書かれた説明書を読みながらSIMカードの差し替え作業をするのは大変です。また、トラブルが起こった際も、現地の言葉で問い合わせをする必要があります。
eSIMを使う場合
長所
旅行前にオンラインで設定を済ませておけば、目的地に到着した瞬間に即時アクティベートされるので、国境を頻繁に越えるヨーロッパの海外旅行にはeSIMがおすすめです。国ごとにSIMカードを購入したり入れ替えたりする手間がかからないので、ストレスフリーにインターネット接続を楽しむことができます。また、eSIMのプランはデータ使用量ごとに料金が設定されているため、短期間から長期間の滞在まで、滞在期間や滞在のスタイルに合わせて選べます。例えばデータ使用は外出時だけにして、ホテルではWi-Fiを利用するなど、旅のスタイルに合わせたヨーロッパ旅行向けのeSIMプランを選べば、ヨーロッパ旅行の費用も節約できますね。また、テザリング機能を使い、複数の人がひとつのeSIMのインターネットを共有することも可能です。
欠点
SIMロックがかかっているスマートフォンや古いタイプのスマートフォンの場合、eSIMが使えなかったり、利用できるキャリアが限られていることがあります。eSIMの利用を計画している場合は、スマートフォンやタブレットがeSIM対応機種かかどうか、事前に確認しておきましょう。
ヨーロッパ旅行のおすすめ:まとめ
ヨーロッパへ家族旅行や新婚旅行で行く方向けのおすすめ情報をご紹介しました。ヨーロッパ旅行のおすすめ時期は初夏。日本の梅雨を抜け出して、緑いっぱいの爽やかな街歩きを楽しめます。楽しい旅行には、安定したインターネット接続が欠かせません。ヨーロッパの海外旅行におすすめのSailyのeSIMを使えば、旅先でGoogleマップを使ったり、レストランやカフェを検索したり、旅の楽しい写真を日本で待つ家族や友達に簡単に共有することができます。

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元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。
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