ヨーロッパ旅行におすすめのSIMカードおよびeSIM:知っておくべきことを完全網羅

Googleマップの利用、タクシーやUber配車アプリの利用、地元で評判のカフェやレストランの検索、飛行機や電車の運行情報の確認、飛行機やホテルのチェックイン、翻訳アプリの利用、写真や動画のSNS投稿・・・ヨーロッパ旅行中は、日本国内にいる時以上に、インターネットに接続する機会が多いかもしれません。この記事では、スムーズで快適な旅行のために、ヨーロッパ旅行中の現地のSIMカードやeSIMの利用について、利用可能なオプションや人気キャリアをご紹介します。

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2分で読めます

ヨーロッパ旅行におすすめのSIM・eSIM

ヨーロッパでおすすめのSIMカードキャリアは?

ヨーロッパで人気があるSIMカードキャリアは国によって異なりますが、ヨーロッパ全土で展開している大手キャリアには、Vodafone、Orange、O2、T-Mobileなどがあります。これらのキャリアは、EU諸国で幅広いカバレッジを提供していて、様々なプリペイドプランを展開しています。ただし、最初に購入した国から別の国に移動する際、ローミング扱いになることや料金形態が変わることがあるため、ヨーロッパを周遊する場合はeSIMが便利です。ヨーロッパ向けのSaily のeSIMを使えば、物理SIMカードの差し替えやローミングサービスの利用など不要で、国境を超えてもスムーズにインターネット接続を楽しむことができます。

ヨーロッパのSIMカードとeSIMの違いは?

スマートフォンやタブレットで常時インターネットを利用するには、SIMカードまたはeSIMが必要です。どちらもモバイルネットワークに接続する役割を果たしますが、使い勝手や利便性に大きな違いがあります。eSIMは従来の物理的なSIMカードと比べて多くのメリットがあり、今後の主流になりつつあります。

物理SIMカードとeSIMには次のような違いがあります。

  • 物理SIMカードは、文字通り、小さなICチップが組み込まれた物理的なカードで、スマートフォンやタブレットに挿入して使用しますが、eSIMはスマートフォンに内蔵されたデジタルSIMです。

  • 物理SIMカードの場合、キャリア変更時にカードの入れ替えが必要で、それに伴う紛失や破損のリスクがありますが、eSIMはカードの抜き差しが不要な上、一台のデバイスで複数のキャリアの切り替えが可能です。

  • 物理SIMカードの購入は、店頭や郵送での受け取りが必要ですが、eSIMは自宅からオンラインで申し込みし、オンラインで設定可能です。

SIMカードは長年使われてきたため、海外でインターネットを利用するための選択肢として、まず思い浮かぶ方が多いかもしれませんが、eSIM対応機種のスマートフォンやタブレットならeSIMが圧倒的に便利です。

ヨーロッパのおすすめeSIMプロバイダーは?

ヨーロッパで人気のあるeSIMプロバイダーには、Vodafone、Orange、O2などがありますが、これらのプロバイダーのメイン商品は在住者向けの長期プランで、短期旅行者向けのプランが充実していないことがあります。また、オンラインで申込・設定する場合は、英語またはフランス語やドイツ語などの現地語で行う必要があるため、外国語が苦手な方にはハードルが高いかもしれません。ヨーロッパ各国向け、またヨーロッパ周遊向けのプランが充実しているSailyのeSIMであれば、日本出発前に日本語で申し込みできます。

ヨーロッパで使うなら、eSIMそれとも物理SIMカード?

eSIMと物理SIMカードのどちらを選ぶかは、ヨーロッパのどこの国に行くか、複数の国を回るか、旅行期間がどのくらいか、などによります。ヨーロッパ周遊の場合は、SIMカードよりeSIMをおすすめします。

ヨーロッパでeSIMを使う利点

  • 便利さ

    スマートフォンなどのデバイスがeSIM対応機種なら、eSIMが圧倒的に便利です。例えばSailyのeSIMの場合、日本出発前にオンラインで簡単に契約し、アプリの設定を済ませておけば、到着と同時に自動的にアクティベートされます。

  • ヨーロッパ複数国に対応

    eSIMのヨーロッパ複数国に対応したプランを選択すれば、国境を超えてもローミングの追加費用を心配する必要がありません。利用者が選択したプラン以外の追加費用がかからないので安心して利用することができます。また、面倒な設定変更などの必要がなく、国が変わると自動的にその国のキャリアにつながります。

  • 細かい料金設定で経済的

    eSIMの場合、1GB、3GB、5GBと言った細かい料金設定がされていることが多いため、旅行のプランに合わせて契約することができて経済的です。

  • デュアルSIM

    物理SIMカードの場合、ヨーロッパのSIMカード利用中は、日本の番号が使えませんが、eSIMはデュアルSIMが使えます。旅行中に日本の番号が使えないと、例えば本人確認などの際にSMSが受け取れない、電話を受けられないなど不便です。eSIMのデュアルSIMを使えば、ヨーロッパ滞在中も、インターネット接続はeSIM、電話は日本のSIMカードと使い分けることができます。

ヨーロッパでeSIMを使うデメリット

  • 古い機種はeSIM非対応

    古いモデルのスマートフォンの場合、eSIMに対応していないことがあります。iPhoneの場合、2018年以前のモデルは、ヨーロッパ旅行中、SIMカードを利用する必要があります。

  • 長期滞在は割高

    月単位、年単位での長期滞在の場合は、ポストペイドの物理SIMカードの方が費用対効果の高い場合があります。

ヨーロッパで物理SIMカードを使う利点

  • 広範な互換性

    ほとんどすべてのスマートフォンが物理SIMカードに対応しています。eSIMが対応していない古いデバイスの場合、物理SIMカードが便利です。

  • 入手が簡単

    ヨーロッパ到着後、空港やキオスク、スーパーマーケット、プロバイダーのショップなどで簡単に購入することができます。

ヨーロッパで物理SIMカードを使うデメリット

  • 不便さ

    物理SIMカードの場合、物理SIMカードを手に入れ、日本のSIMカードと入れ替えて設定する手間がかかります。空港のショップなどでは、ショップスタッフが設定してくれる場合もありますが、ほとんどの場合は自分で設定しなくてはなりません。現地語の説明書を読み設定するのは大変です。

  • SIMカードの紛失リスク

    物理SIMカードは小さいため、紛失のリスクがあります。特に日本のSIMカードを紛失してしまった場合、日本帰国後に再発行の手続きが必要になるだけでなく、到着後すぐにスマートフォンでの通話やインターネット接続ができないため不便です。

  • ローミング料金

    物理SIMカードの場合、ヨーロッパ内で別の国に移動すると、ローミングサービスが適用されることがあり、追加費用がかかります。ヨーロッパ旅行では、複数国をまたいで移動することが多く、国境を越えるたびにSIMカードを入れ替えたりローミングサービスの料金を気にしたりすることはストレスになります。

  • 日本の携帯電話番号が使えなくなる

    ヨーロッパ旅行中、ヨーロッパの物理SIMカードに入れ替えている間は、日本の携帯電話番号が使えなくなります。

ヨーロッパのSIMカード&eSIMの人気プロバイダーを比較

ヨーロッパ旅行におすすめのSIMカードとeSIMプロバイダーを比較してみました。

プロバイダー

価格

データ容量

通話機能

購入方法

SIMの種類

Saily(フランス)

3.79USD

1GB

なし

オンライン

eSIM

Saily(フランス)

19.99USD

10GB

なし

オンライン

eSIM

Saily(ヨーロッパ)

4.99USD

1GB

なし

オンライン

eSIM

Orange

39.99Euro

30GB

ヨーロッパ内無制限

オンライン・店舗

eSIM

Vodafone

25Euro

20GB

なし

オンライン・店舗

eSIM

Lyca Flat

19.99Euro

20GB

ドイツ国内無料

オンライン・店舗

物理SIMカード

ヨーロッパのSIMカードおよびeSIMの料金はいくらですか?

ヨーロッパのプロバイダーの物理的SIMカード、eSIMの料金は、上記の表に示されているように10~40ユーロですが、利用できる国、地域、電話番号や通話料金が含まれている場合の条件がプランごとに異なるので、申し込み時によく確認する必要があります。

ヨーロッパでの長期滞在におすすめのSIMオプション

ヨーロッパに月単位で長期滞在する場合、どのような接続方法が最も良いでしょうか?物理SIMカードとeSIMのどちらが良いか検討してみましょう。

  • 現地のプロバイダーの物理SIMカードを使えば、費用的には最も格安でインターネットに接続することができますが、ヨーロッパ長期滞在者向けのSIMカードプランが多く、契約の際に住所や銀行口座が必要になることがあり、1ヶ月程度の滞在には適しません。

  • 古いスマートフォンやタブレットの場合、eSIMに対応していない機種があります。その場合は物理SIMカードを利用する必要があります。

  • 現地の物理SIMカードを利用している間は、日本の電話番号を利用することができません。長期滞在の場合、滞在中に日本に電話をかけたり、日本から電話を受ける必要が生じることもあり不便です。また、様々なサービスの本人確認のためにSMSを受信する機会もありますが、日本の物理SIMカードを取り出してしまうと受信できません。

  • 物理SIMカードの場合、カードを差し替える必要があります。カードが非常に小さいため、長期滞在中に日本のSIMカードを紛失してしまう可能性があります。紛失すると、日本帰国後すぐにインターネット・電話が使えず非常に不便です。

  • Sailyなどの人気の高いeSIMプロバイダーでは、様々な日数、データ利用量に応じた細かいプラン設定があるので、長期滞在に適したプランが見つかります。

  • デュアルSIM機能を使うことで、日本の電話番号を保持しながら、ヨーロッパ滞在中のインターネット接続をeSIMで行うことができます。

  • ヨーロッパのSIMカードプロバイダーの中には、ヨーロッパ各地の無制限通話を提供しているものもあるので、現地の電話番号が必要な場合は、物理SIMカードが良い場合もあります。

ヨーロッパでの短期滞在におすすめのSIMオプション

では、ヨーロッパに数泊~1週間程の短期で滞在する場合はどうでしょうか?物理SIMカードとeSIMを比べた場合、スマートフォンがeSIMに対応していなければ、物理SIMカードを選ぶ必要があります。スマートフォンがeSIMに対応しているなら、1週間から10日間程度のヨーロッパ旅行では、SIMカードよりeSIMが便利です。

  • 日本でサービスを展開しているプロバイダーのeSIMは、日本出発前に日本語で申し込み、設定することができます。短期旅行中の貴重な時間を、SIMカードの購入や設定にあてる必要がありません。

  • ヨーロッパではeSIMの人気が高まっており、eSIMをオンラインで申し込んで利用する旅行者が多いため、今後物理SIMカードの販売店や販売拠点が減ることが考えられます。

1週間程度の旅行で必要なモバイルデータ量はどのくらいでしょうか?一般的に、1GB~5GBのデータを使用しますが、アプリの使用やインターネットの接続頻度により異なります。

基本的な使用(1〜2GB / 週)

  • Googleマップをたまに使用

  • メッセージアプリ(WhatsApp、iMessage、LINEなど)でのテキストや画像のやり取り

  • メールの送受信や軽いウェブ閲覧

  • FacebookやInstagramなどのSNSでのテキストや画像の閲覧

中程度の使用(3〜4GB / 週)

  • Googleマップのナビ機能や配車アプリ(Uber、DiDiなど)を頻繁に使用

  • YouTubeやInstagram Reelsなどで短い動画を視聴

  • 時々ビデオ通話を利用(Zoom、FaceTimeなど)

  • SNSで動画や高画質画像を頻繁に閲覧

ヘビーユーザー向け(5GB以上 / 週)

  • YouTube、Netflix、TikTokなどのHD動画を長時間ストリーミング

  • YouTubeなどに動画をアップロード

  • 頻繁にビデオ通話を利用

  • Googleマップのナビ機能や配車アプリを頻繁に利用

  • 高画質の写真や動画を頻繁にSNSにアップロード

ヨーロッパ向けのSIMカードはどこで購入できますか?

ヨーロッパでは、海外旅行に行く際にオンラインでeSIMを購入する人が増えてきているため、物理SIMカードを購入できる実店舗が減りつつあります。eSIMや物理SIMカードは以下の場所で購入できます。

  • 空港

    ヨーロッパ向けのSIMカードを現地購入する場合、ヨーロッパの主要国際空港で販売されています。

  • キャリアショップ

    Vodafone、Orange、T-Mobileなどの大手キャリアのショップが街中にあります。ただし、日曜日は営業していない国もあるので注意してください。

  • オンライン

    ヨーロッパ向けの物理SIMカードを日本で購入することができます。日本国外から発送される場合もあるので、到着予定日などの詳細や業者のレビューに気をつけて購入してください。

ヨーロッパ向けのeSIMはどこで購入できますか?

  • オンライン

    eSIMは、プロバイダーのウェブサイトや、アマゾンなどのオンラインショップで簡単に購入できます。

ヨーロッパで物理SIMカードを使用する方法

ヨーロッパで現地の物理SIMカードを使用する際は、以下の手順に従って設定してください。

  1. スマートフォンがSIMロック解除されていることを確認する。

  2. 物理SIMカードを購入する。

  3. SIMピンを用意する。

  4. スマートフォンから古いSIMカードを取り出す。

  5. スマートフォンに新しいSIMカードを挿入する。

  6. SIMカードをアクティベート(有効化)する。

  7. インターネット接続をテストする。

新しいSIMカードを挿入すると、たいていは自動的に通信が有効になりますが、場合によっては設定が必要なことがあります。その場合は、SIMカードに付属する説明書や購入店舗のスタッフの案内を確認しながら設定してください。

キャリアによりロックがかけられていると、他社のSIMカードを使用できません。SIMロックは、事前に契約している通信会社でロック解除の手続きを行う必要があるので、時間に余裕を持って確認してください。

ヨーロッパでeSIMを使用する方法

ヨーロッパでeSIMを使う方法は簡単です。SIMカードからeSIMに切り替える方法を、Sailyの例でご案内します。

  1. 使用するスマートフォンがeSIMに対応していることを確認する。

  2. ヨーロッパ全域、または行き先国のeSIMデータプランに加入する。

  3. Sailyアプリをダウンロードする。

  4. eSIMをインストールする(インストールしてもデータプランは有効になりません)。

  5. 旅行前にeSIMプランを有効にして、到着後すぐにデバイスを接続できるようにする。

ヨーロッパでeSIMを使用する際の注意点

ヨーロッパ旅行でインターネット接続にeSIMを利用する場合、下記の点に気をつけましょう。

  • eSIM対応機種であることを確認する

    iPhoneの場合、2018年9月以降に発売された全ての機種がeSIM対応機種です。Androidの場合は機種により異なります。

  • SIMロックがかかっていないことを確認する

    2021年9月30日以前に発売されたスマートフォンやタブレットの場合、eSIM対応機種であっても、SIMロックがかかっていることがあります。SIMロックがかかっていても、店頭でロック解除できることが多いので、キャリアに相談してください。

  • ヨーロッパの複数国を回る場合

    ヨーロッパの国々は、特にEU圏内を移動する場合、パスポートコントロールもないことが多く、簡単に隣の国に移動できますが、一国のみ対応のeSIMプランだと、隣の国に入った瞬間にローミング利用に切り替わってしまいます。複数国を回る場合は、Sailyの「ヨーロッパ」プランを利用すると、ヨーロッパの36カ国で利用でき便利です。

ヨーロッパ旅行のSIMサービスプロバイダー選びのヒント

ヨーロッパ旅行中の快適なインターネット接続環境のために、いくつかのポイントがあります。

  • 必要なデータ使用量を把握する

    ヨーロッパ旅行中、インターネットで何をするか、考えてみましょう。地図アプリの使用、動画視聴、SNS投稿など、どの程度データ通信を利用するかは人により大きく異なります。最適なプランを選びましょう。

  • コストパフォーマンスを比較する

    一見安そうに見えるプランでも、データ使用量が足りなかったり、追加料金が発生したり、ローミングが必要になったりすると、結局は割高になります。

  • カバーエリアと通信品質を確認する

    実際に利用した人のレビューなどから、通信速度やカバーエリアを確認しましょう。特に、ヨーロッパの複数国や都市部以外の田舎を旅行する場合、実際に旅行した人のクチコミはとても大事です。

  • 設定方法を確認する

    できるだけ簡単に設定できるSIMサービスを選び、旅行中のストレスを減らしましょう。例えばSaily のeSIMを日本で設定しておけば、旅行先では自動的にアクティベートされるので、現地で設定を操作する必要はありません。

ヨーロッパ旅行にeSIMを選ぶべき理由

ヨーロッパでは、旅行中のインターネット通信手段としてeSIMを選ぶ人が増えています。また、イギリスフランススペイン、ドイツとポーランドなどのように、国境を超えて旅行する人が多いため、複数国をカバーするeSIMのプランが便利です。例えば、Sailyのヨーロッパ向けeSIMプランを使えば、イギリス、フランス、スペインなどの旅行者が多い国から、東欧までの36カ国がカバーされ、国が変わるたびにローミングの心配をしたり設定を変更する必要がありません。日本出発前にアプリから簡単な設定をしておくと、到着後は自動的にアクティベートされ、シームレスにインターネットを利用することができます。また、国や地域が変わるたびに、その地域で最も良い大手キャリアのインターネットに自動的に接続されるので、ストレスなく、いつも通りインターネットを利用することができます。

SailyのeSIMプランは、eSIM先進地域であるヨーロッパはもちろん、カナダアメリカをはじめとした世界中のたくさんの国や地域でお使いいただけます。

Saily eSIMアプリでいつもつながっていよう

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saily blog author nozomi nishimurae
Nozomi Nishimura

元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。