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ドイツはヨーロッパの先進国の一つですが、インターネット接続環境に関しては、他の国と比べてやや遅れている面もあります。そのため、快適にインターネットを利用するには、事前の準備が欠かせません。この記事では、ドイツで利用可能な物理SIMカードやeSIM、レンタルWi-Fiルーター、公衆フリーWi-Fi、データローミングサービスについてご紹介します。また、通信契約の仕組みやおすすめのキャリア、SIMカードの購入場所や価格、さらにドイツ留学におすすめのSIMカード情報もあわせてご案内します。

目次
ドイツで物理SIMカードを利用するには、キャリアと長期契約を結ぶ方法と、プリペイドのカードを利用する方法があります。
ドイツでの物理SIMカード長期契約は、多くの場合、最低契約期間(24ヶ月)があり、月額料金が発生します。
長期契約のメリット
データ容量が大きい場合が多い(10GB〜無制限など)。
通信速度が高速であることが多い(5G対応プランも増加中)。
EUローミング込みであることが多く、EU内で追加料金なしで通信・通話が可能。
スマートフォン端末とのセット割引などがあり、スマートフォンを分割で購入できるプランもある。
駐在などで家族と滞在する場合、家族割引などを利用できる場合もある。
長期契約のデメリット
ドイツ国内の住所及び住民登録(Anmeldung)、ドイツの銀行口座が必要。
24ヶ月の最低契約期間がある場合が多く、途中で解約することが難しい。途中解約には違約金が発生することが多い。
スーパーマーケット、ガソリンスタンド、キオスク、家電量販店などでプリペイドSIMカードを購入することができます。ドイツには365日有効な無制限プリペイドSIMカードもあります。
ドイツでプリペイド物理SIMカードを利用するメリット
身分証明書と本人確認だけで購入、利用開始できます。
必要な分だけ購入し、利用できるため、短期滞在者も気軽に購入・利用できます。
契約が不要なため、使い終わった後、解約手続きも不要です。
ドイツでプリペイド物理SIMカードを利用するデメリット
データ容量が少なめのプランが主流です。
日本の物理SIMカードとドイツのSIMカードを入れ替える必要があるため、ドイツのカードを利用中は、日本の電話番号やSMSが利用できません。
ドイツのキャリアの場合、電話やチャットでのサポートは基本的にドイツ語です。
ドイツでは、プリペイドSIMカードを購入する場合であっても、本人確認義務があり、店頭で登録するか、ビデオ認証が必要になります。ビデオ認証は、英語やドイツ語ができない人の場合、うまくいかない場合があります。
ドイツにはいくつかの大手および格安通信キャリアがあります。利用する地域やドイツでの滞在期間、予算、データ使用量によっておすすめのキャリアは異なります。
Telekom(テレコム)
ドイツ国内で最も広範囲な通信カバーを誇る大手です。都市部はもちろん、地方や山間部に行く場合はおすすめです。日本からの観光客などの利用が多いフランクフルト国際空港や街中に多数のキャリアショップがあります。
Vodafone(ボーダフォン)
ドイツ全土で安定した通信を提供しています。特に都市部での速度と安定性が良好。フランクフルト国際空港、ミュンヘン国際空港、街中に多数のキャリアショップがあります。
O2(オーツー / Telefonica)
ドイツで広く展開しているキャリアです。特にフランクフルトやベルリンなどの都市部に強く、キャリアショップも数多いため、リチャージやトラブルなどの際は、簡単にショップに行くことができます。ただし、田舎では繋がりにくい場合もあります。
ALDI TALK(アルディ・トーク)
ドイツの大手格安スーパーマーケットALDIが提供する格安SIM。O2のネットワークを使用。9.99ユーロからの非常にリーズナブルなプランが人気です。スーパーのALDIのレジ横またはオンラインで販売されていますが、開通にはビデオ通話が必要で、簡単なドイツ語が必要です。
Lycamobile / Lebara(ライカモバイル / レバラ)
国際通話に特化した格安物理SIMカード。ドイツ国内外への通話料金が格安のため、短期・長期滞在の外国人に人気。格安SIMカードなのでキャリアショップはなく、スーパーやキオスクなどで販売されています。
以下は主要キャリアのSIM価格比較表です。
キャリア名 | プラン名 | 価格 | 容量 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
Telekom | MagentaMobil Prepaid | 9.95ユーロ | 14GB | 4週間 |
Telekom | MagentaMobil Prepaid | 4.95ユーロ | 1GB | 4週間 |
Vodafone | CallYa | 4.99ユーロ | 1GB | 4週間 |
Vodafone | CallYa | 14.99ユーロ | 20GB | 4週間 |
O2 | o2 Prepaid | 50.99ユーロ | 50GB | 365日 |
O2 | o2 Prepaid | 9.99ユーロ | 12GB | 4週間 |
ドイツで現地の物理SIMカードを使用する際は、以下の手順に従って設定してください。
スマートフォンがSIMロック解除されていることを確認します。
ドイツで物理SIMカードを購入します。
SIMピンを用意します。
スマートフォンから古いSIMカードを取り出します。
スマートフォンに新しいSIMカードを入れます。
SIMカードをアクティベート(有効化)します。(本人確認が必要)
インターネット接続をテストします。
新しいSIMカードを挿入すると、通常は自動的に通信が有効になりますが、場合によっては設定が必要になります。その場合は、SIMカードに付属する説明書や購入店舗のスタッフの案内を確認しながら設定してください。
キャリアによってSIMロックがかかっていると、他社のSIMカードを使用できません。SIMロックは、事前に契約している通信会社でロック解除の手続きを行う必要があるので、時間に余裕を持って確認してください。
ドイツで物理SIMカードを購入・アクティベートする際には、本人確認が必要です。また、本人確認には数分から数時間かかることがあるため、時間の余裕を持って準備してください。
ドイツで利用するためのSIMカードは、日本国内・ドイツ到着後に購入可能です。
アマゾンや楽天などのオンラインショップ
家電量販店や旅行代理店
現地では以下の場所で入手可能です。
モバイルショップ(キャリア直営店)
Telekom、Vodafone、O2(Telefonica)などの大手キャリアのプリペイド・長期SIMカードは、市街中心部やショッピングモール、大型鉄道駅のキャリアショップで申し込み可能です。スタッフがSIMカードの入れ替えや設定を行ってくれることが多く、本人確認もその場でできるため、最もトラブルが少ない方法です。ただし、キャリアの長期契約プランや高額プランなどに誘導されるといったトラブルもあるため、自分にとって必要なプランをウェブサイトなどで見極めてから来店することをおすすめします。また、ベルリンやフランクフルトなどの都市部では英語が通じますが、地方ではドイツ語しか通じないことがあります。
スーパーマーケット・ディスカウントストア
ALDI TALK(ALDI)、Lidl Connect(Lidl)、ja! mobil(REWE)、NettoKOM(Netto)などのスーパーマーケット系プリペイド格安SIMカードは、スーパーやディスカウントストアのレジ横のギフトカードコーナーで販売されています。これらのSIMカードの設定は、スーパーなどでは行ってもらえないので、自分でオンライン登録やビデオコールを利用したアクティベーション手続きが必要です。初期費用は10ユーロ以内と非常に低額なため、コスパ重視の方にはおすすめですが、ウェブサイトやビデオコールがドイツ語のみ対応の場合があります。
空港(到着ロビーや売店)
フランクフルト国際空港、ミュンヘン国際空港などの到着ロビーのSIMカード自動販売機やSIMカード販売カウンター、空港内のRelayなどのキオスクで物理SIMカードが販売されています。ドイツの空港で購入可能なSIMカードキャリアは、Telekom、Vodafone、O2などの主要キャリアのほか、一部の格安スーパーマーケット系SIMカードも空港内のスーパーなどで手に入れることができます。ただし、空港で販売されているSIMカードは割高なことがあるため、注意が必要です。キャリアカウンターで購入する場合は、設定を手伝ってもらえますが、自動販売機で購入する場合は、自分で設定手続きをする必要があります。
外国人にとって以下の点が障害となることがあります。
本人確認義務
ドイツでは2017年以降、テロ対策やセキュリティの観点から、全てのSIMカード購入者に対して本人確認が義務付けられています。プリペイド格安SIMカードであっても、店頭やオンラインでのビデオ通話などで本人確認をしなければ、SIMカードのアクティベートができません。本人確認はドイツ語のみ対応の場合があるため、注意が必要です。
住民登録
長期契約タイプのSIMカードを契約する際は、ドイツ国内の住民登録や銀行口座が必要になります。
ドイツ語
ドイツの大手キャリアのSIMカードをオンラインで購入する場合や、空港などのキャリアショップで購入する場合は、英語での対応が可能な場合が多いのですが、格安SIMカードを購入する場合や地方のショップなどで購入する場合、ドイツ語のみの対応であることも珍しくありません。
アクティベーション
ドイツでは上記のように、ドイツ国内で購入したSIMカードのアクティベーションには本人確認が必要です。そのために、即時使用ができない場合があります。
物理SIMカード以外には下記のような方法があります。
日本で利用しているキャリアの国際ローミングサービスを利用する方法です。ローミングサービスには、SIMカードの入れ替えが不要で到着後すぐに利用できるという利点がありますが、予想外の高額請求になる可能性があり、注意が必要です。また、既定のデータ使用量を超過すると、非常に低速になることがあります。
日本国内の空港などで、モバイルWi-Fiルーターをレンタルすることができます。モバイルルーターは、複数端末を同時接続することができ、グループ旅行などに便利ですが、頻繁な充電が必要なため、ルーターだけでなくポータブル充電器も持ち歩きが必要です。
またドイツでは、観光地のカフェ、空港、ホテルのロビーなどの公衆フリーWi-Fiが利用可能です。ただし、セキュリティに問題があることがあります。パスワードの入力、オンラインバンクの利用などにはおすすめできません。
スマートフォンやタブレットに内蔵されたデジタルSIM。物理カードの差し替えが不要で、渡航前にオンライン購入・設定するだけで到着直後から使用開始できます。eSIMのデメリットとしては、スマートフォンなどの型が古いとeSIM対応していないことがあることです。
以下は4つの通信手段の比較表です。
項目 | eSIM | 物理SIMカード | ポケットWi-Fi | データローミング |
|---|---|---|---|---|
開通の手軽さ | ◎(QRコードで即時開通) | △(SIM入れ替え・設定が必要) | △(ルーター受取・管理が必要) | ◎(設定不要) |
通信の安定性 | ◎ | ◎ | ◯(安定しているが場所に依存) | ◎ |
コスト | ◎(低価格プランが豊富) | ◯(現地購入で安価) | △(レンタル費用がかかる) | ×(高額になりがち) |
通話機能 | ◯(プラン次第/アプリ通話可) | ◎(現地通話・SMS対応) | ×(データ通信のみ) | ◎(日本の番号で通話可) |
セキュリティ | ◎ | ◎ | △(公衆Wi-Fiは脆弱) | ◎ |
複数端末接続 | × | × | ◎(同時接続可 | × |
凡例:◎ 非常に良い、◯ 良い、△ 普通、× 不可
ドイツ旅行において、eSIMは物理SIMやポケットWi-Fi、国際ローミングと比べて、圧倒的に優れた選択肢です。
手軽で簡単
コストパフォーマンスが良い
紛失や破損の心配がない
日本の電話番号やSMSも利用できる
現地に到着した瞬間から利用開始できる
面倒な本人確認などが不要
以下はドイツで人気のあるeSIMサービスです。
Saily
シンプルなアプリで、簡単にアクティベートできます。また、ドイツ各地で最も良質のキャリアを自動的に選んで繋がるため、ストレスなくインターネットを利用することができます。
Airalo
世界各国向けeSIMプランを提供。ドイツにも対応しています。
Holafly
無制限データプランあり。価格はやや高めです。
ドイツでSailyを使う方法は簡単です。
使用するスマートフォンやタブレットがeSIMに対応していることを確認します。
ドイツまたは、ヨーロッパのeSIMデータプランに加入します。
Sailyアプリをダウンロードします。
eSIMをインストールします(インストールしてもデータプランは有効になりません)。
旅行前にeSIMプランを有効にして、到着後すぐにデバイスを接続できるようにします。
ドイツだけで利用する場合はドイツのeSIMプランを選び、ドイツとフランスなど、他のヨーロッパ諸国にも立ち寄る場合はヨーロッパプランを選びましょう。

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元デジタルノマドのNozomiは、7カ国を旅しながら暮らした経験を持ちます。どの国でも居心地よく過ごせたそうです。世界市民として、そして何よりも生まれながらの大阪人として「よりお得に、より良いものを見つける」を旅のモットーとしている彼女は、 情報を見つけることに長け、旅行中はeSIMを通してプロのようにウェブでリサーチを行います。
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