
トルコのSIMカードおすすめ:どんな選択肢がありますか?
トルコ旅行を計画中ですか?トルコは欧米人に人気の観光国で、イスタンブール、カッパドキアなどの有名観光地が多数ありますが、日本語で入手できるトルコの携帯電話やインターネットに関する情報はまだまだ限られています。この記事では、トルコ旅行中、安心してスムーズにインターネットに接続できるように、トルコで利用できるSIMカードの種類や料金、購入方法、そして、eSIMやWi-Fi、国際ローミングなどの代替手段についても詳しくご紹介します。

目次
トルコでおすすめのSIMカードキャリアは?
海外旅行中は、現地の空港などでSIMカードを購入して使用する人が多いと思います。トルコでは下記の3キャリアが旅行者に人気ですが、それぞれ訪れる地域や利用スタイルにより、長所・短所があります。
Turkcell(タークセル)
タークセルは、トルコ全土で最も広いデータカバレッジを持つ、1994年創業の老舗キャリアです。4.5G(LTE-A)対応で通信速度も非常に高速。イスタンブールの一部など、地域によっては5Gの試験運用も開始されています。アンカラやイスタンブール以外の地方に滞在を予定している場合は、タークセルが最も安心な選択肢です。
観光客向けのプリペイドSIMカード「Tourist Welcome Pack」には、SIMカード本体、国内外通話200分、SMS、20GBのデータ通信がセットになっています。
Vodafone Turkey(ボーダフォン・トルコ)
ボーダフォンは、都市部では安定した接続が期待できますが、地方では繋がりにくいことも。旅行者向けの価格競争力の強いプランが多いので、イスタンブールやアンカラのみ滞在予定で、通信費を節約したい場合におすすめの選択肢です。
Türk Telekom(テュルク・テレコム)
テュルク・テレコムは、トルコの大手通信業者で、固定電話、モバイル通信、ブロードバンドインターネット、テレビ放送など、幅広い通信サービスを提供しています。オスマントルコ時代の郵便局が前身という由緒ある会社ですが、モバイル通信のキャリアとしては、都市部に強く、地方では多少不安定なこともあるようです。モバイルデータ以外のサービスや、固定電話やブロードバンドと組み合わせたパッケージなども多く展開しているので、特に長期滞在者や在住者におすすめのキャリアです。
トルコのSIMカードの料金は?
トルコのキャリアのSIMカード料金は、購入場所により価格が大きく異なるため、公式ウェブサイトに掲載されていません。
キャリア / サービス名 | 価格 | データ量 | 有効期間 |
---|---|---|---|
Turkcell(タークセル)Tourist Welcome Pack | 購入場所により異なる | 20GB | 30日間 |
Vodafone Turkey(ボーダフォン) | 購入場所により異なる | 15GB ~ 40GB | 28~30日間 |
Türk Telekom(テュルク・テレコム) | 購入場所により異なる | 10GB ~ 25GB | 28~30日間 |
Saily(eSIM・1GB) | 3.99USD | 1GB | 7日間 |
Saily(eSIM・20GB) | 22.99USD | 20GB | 30日間 |
トルコでは、外国から持ち込んだスマートフォンなどのデータ通信用デバイスを120日以上利用する場合、デバイスを情報技術通信局(BTK)に届け出の上、登録料を支払う必要があります。(デバイスの価格により、登録料は異なりますが、多くの場合150から200ドル程度)短期滞在の場合や、トルコ国内で購入した端末を利用する場合は登録不要です。
トルコ旅行中にSIMカードはどこで、どうやって購入する?
トルコ旅行用のSIMカードは、現地で購入することが一般的です。
主要空港の到着ロビー
イスタンブールやアンカラなどの主要空港にはキャリアのブースがあります。英語対応スタッフがいて、SIMカード入れ替えの作業を手伝ってくれるので安心ですが、街中のショップに比べると価格が高めです。トルコのSIMカードを空港で購入する際はパスポートなどの身分証明書が必要です。
都市部のキャリアショップ
イスタンブールなどの都市部には各キャリアの直営店があります。直営店では、SIMカード入れ替え作業を手伝ってもらえるほか、データ通信のチャージ・トップアップも可能です。また、都市部の観光地では英語が通じることが多く安心です。購入にはパスポートなどの身分証明書が必要です。
街中のキオスク・小売店
トルコの街中には、コンビニ的な役割を果たす個人経営の小売店が多数あります。これらの店でもSIMカードが販売されている場合がありますが、入れ替えの作業は自分で行う必要があります。
日本国内での購入
トルコのSIMカードを日本で事前購入したい場合、楽天やアマゾンなどの大手オンラインショッピングサイトでもトルコのSIMカードが販売されていることがありますが、アメリカや韓国のSIMカードほど一般的ではありません。様々な代行業者が販売しているため、必ず業者のレビュー及び到着までにかかる日数を確認してから購入しましょう。
トルコのSIMカードはどうやって使う?
トルコで現地の物理SIMカードを使用する際は、以下の手順に従って設定してください。
スマートフォンがSIMロック解除されていることを確認する。
物理SIMカードを購入する。(パスポートが必要)
SIMピンを用意する。
スマートフォンから古いSIMカードを取り出す。
スマートフォンに新しいSIMカードを挿入する。
SIMカードをアクティベート(有効化)する。
インターネット接続をテストする。
新しいSIMカードを挿入すると、たいてい、自動的に通信が有効になりますが、場合によっては設定が必要なことがあります。その際は、SIMカードに付属する説明書や購入店舗のスタッフの案内を確認しながら設定してください。
キャリアによってロックがかかっている場合、他社のSIMカードを使用できません。SIMロックは、事前に契約している通信会社でロック解除の手続きを行う必要があるので、時間に余裕を持って事前確認してください。
チャージ・トップアップ(追加購入)
購入したSIMカードに含まれているデータ容量や通話時間を使い切った場合は、アプリや公式ウェブサイト、または店舗でチャージすることができますが、ウェブサイトや店頭でのトップアップには、トルコ語が必要になる場合もあります。
トルコのSIMカード以外の選択肢は?
SIMカード以外にも、以下のような接続方法があります。それぞれの接続方法について、トルコで使用する場合の長所と短所をご紹介します。
Wi-Fiを使う場合
日本などでレンタルできるWi-Fiルーターを利用する場合と、公衆フリーWi-Fiを使う場合があります。
Wi-Fiをトルコで使う場合のメリット
レンタルWi-Fiルーターは、複数のデバイスで同時に利用可能なので、友達、家族などのグループで旅行する際に便利です。
物理的SIMカードの入れ替えが必要なく、日本の電話番号やSMSを保持できます。
公衆Wi-Fiは、一般的に無料です。
Wi-Fiをトルコで使う場合のデメリット
物理的なルーターをレンタルし、旅行中持ち歩く必要があります。
レンタルWi-Fiルーター本体以外に、充電ケーブル、ポータブル充電器、ポータブル充電器の充電ケーブルなどが必要なため、荷物が増えます。
スマートフォンやタブレットなどのデバイスに加えて、レンタルWi-Fiルーター関連の充電も頻繁に必要になります。
レンタル料金が高額になることがあります。
公衆Wi-Fiはセキュリティが低いため、プライバシーの問題があります。
公衆Wi-Fiは利用人数が多いと非常に速度が遅くなることがあります。
空港などの公共施設の公衆Wi-Fiは、60分以内などの時間制限がある場合があります。
eSIMを使う場合
海外旅行の際のデータ通信の利用に、簡単で経済的な通信手段として人気のeSIMのメリット・デメリットを見てみましょう。
eSIMをトルコで利用するメリット
日本出発前にeSIMを契約・設定しておけば、トルコ到着とともに自動的にアクティベートされるため、すぐにインターネットの利用を開始できます。
物理的なカードが必要ないので、破損の心配がありません。
デュアルSIM機能を使えば、トルコ滞在中も日本の電話番号とSMSを利用できます。
利用日数やデータ利用量に合わせて細かい料金設定があるため、必要な量だけ購入することができ、経済的です。
eSIMをトルコで利用するデメリット
スマートフォンやタブレットなどのデバイスがeSIM対応機種でないと利用できません。iPhoneの場合、2018年9月発表以降の機種はすべてeSIMに対応しています。それ以前のiPhoneではトルコのSIMカードを利用する必要があるかもしれません。
国際データローミングを使う場合
国際データローミングを利用する場合は、高額な利用料金に注意が必要です。
国際データローミングをトルコで利用するメリット
物理SIMカードを交換する必要がありません。
キャリアのアプリやウェブサイトから簡単に利用開始できます。
トルコ滞在中も日本の携帯電話番号やSMSを利用できます。
到着後すぐに使用可能です。
国際データローミングをトルコで利用するデメリット
料金が非常に高額になる可能性があります。旅行前に適切なデータローミングプランに加入しないまま利用してしまうと、動画を一本見たことにより万単位の請求が来る可能性があります。
1日のデータ利用限度量が設定されていることが多く、限度量を超えると非常に低速になります。
トルコでの通信手段をどう選ぶ?
インターネットにいつでもどこでも繋がることは、快適で安全な旅行のために欠かせません。せっかくの休暇中・旅行中なので、デジタルデトックスしたい人もいると思いますが、自ら「オフにする」時間を作る場合も、必要なときはすぐにつながらないと困ります。トルコ旅行中の通信手段は、単に「安ければ良い」ではなく、行き先や旅のスタイル、必要なデータ量などを総合的に考慮して選びましょう。
旅行の行き先に合わせる
トルコのどこに行く予定ですか?イスタンブールやアンカラなどの都市部の場合、どのキャリアを利用してもあまり差はありませんが、地方の観光地などに滞在する場合は、キャリアによりつながりやすさが異なります。SailyのeSIMを利用すれば、行く先々で、自動的に最も質の良いキャリアにつながるので安心です。
データ利用量に合わせる
1週間程度の旅行で必要なモバイルデータの量はどのくらいでしょうか?一般的に、1GB~5GBのデータを使用しますが、アプリの使用やインターネットの接続頻度により異なります。Googleマップをたまに利用し、メッセージアプリの利用時はテキスト中心、動画を見たり受け取ったりする事はほとんどないのであれば、1GBで十分です。一方で、高画質の写真や動画を頻繁にSNSにアップロードし、YouTube、Netflix、TikTokなどのHD動画を長時間ストリーミングの上、頻繁にビデオ通話を利用する場合は、週に5GB以上利用するかもしれません。
スマートフォンの対応状況を確認する
自分のスマートフォンがSIMフリーなのか、eSIM対応機種なのか確認しましょう。
柔軟性があるかどうか
トルコ旅行の日程や通信手段について、綿密に予定を立てていたとしても、旅先では変更やトラブルがつきものです。「7日間滞在する予定で、7日間有効の現地SIMカードを用意していたけれど、突然飛行機が欠航になりあと2日滞在することになった!」「日本にいるときはそこまでデータ通信を利用しないので、最も安いプランのSIMカードを購入したのに、日本の家族とビデオコールをしたら、1日で切れてしまった!」そのような際に、現地のキャリアのウェブサイトや店舗でトップアップするのは、旅慣れていない人には大変です。その点、Sailyのトルコ向けeSIMであれば、日本語のアプリからボタンひとつですぐに追加できます。
トルコ旅行にeSIMが最適な理由は?
トルコ旅行中のインターネット接続手段として、現地SIMカードとeSIMのどちらが良いでしょうか?トルコのSIMカードは、日本で事前購入することが難しく、また、購入場所により値段が異なります。Wi-Fiの場合、ルーターなどを持ち歩いたり、充電する手間がかかります。フリーWi-Fiにはセキュリティの問題があります。データローミングは高額の利用料が心配です。
これまでみてきた中で、旅行中の通信手段として最も安心なのはeSIMです。SailyのeSIMを日本滞在中に契約しておけば、現地到着後、自動的にアクティベートされるので、イスタンブールの空港でスーツケース待ちをしている間に、空港からホテルまでの交通手段を手配したり、観光スポットの詳細情報を調べたり、レストランのオンライン予約をしたりすることができます。また、データを使い切ってしまっても、アプリから簡単に日本語で追加購入が可能です。加えて、旅行中は、行き先の都市や観光地で最もクオリティの高いキャリアに自動的につながります。トルコ旅行で利用する予定のデバイスがeSIM対応であれば、eSIMを選ばない理由はありません!
トルコでeSIMを使う方法は?
トルコでeSIMを使う方法は簡単です。例としてSailyのeSIMを使う方法をご案内します。
使用するスマートフォンやタブレットがeSIMに対応していることを確認します。
トルコのeSIMデータプランに加入します。
Sailyアプリをダウンロードします。
eSIMをインストールします(インストールしてもデータプランは有効になりません)。
旅行前にeSIMプランを有効にして、到着後すぐにデバイスを接続できるようにします。

Saily eSIMアプリでいつもつながっていよう
あらゆる旅に最適な手頃なモバイルデータプラン。